後1色を残して説明が止まるという…。
ほんとごめんなさい。
色解説4色目はメダリオンヘラクレス
まず始めにメダリオンのネタが1つ。
それは、初バスゲットのルアーがこれだったという事。
雨の日のダム湖、濁りが入っている事に気がつき色を変えてすぐのバイト。
まあ、場所も良かったんだけど(笑)。
その日の事はスポニチコラムに書いているのでそちらも伏せてチェック宜しく。
さて、このメダリオンヘラクレスという色。
狙いはズバリシルエット。
そう、限りなく黒に近い茶色で、まあ僕は黒と認識してこの色をレパートリーに入れた訳。
モノクロにしても変わらないのだが
まあ、こんな感じ。
モノクロにして変わらないというのは、このカラーが彩度のある“色:color”の要素を武器にするというより、白黒になった時の明暗の差を武器にするべく作った色だから。
変わらなくて至極当たり前である。
さてさて、本当いつも通り恒例の、薄目写真チェック。
ホワイトバック(=空が明るい時に下から見上げたイメージ)では、お腹の黒と背景の差で、しっかりシルエットが出ている。
逆に背景が黒ではかなり馴染むと言うか、とけ込んでしまう。
そのかわり、今度は背中の白がとても目立ってくる。
このルアーが、くるくるとロールした際この背中の白がとてもチラチラ目立つ事になると。
という訳で、このルアーに自分が求めた要素は(先ほども書いた通り)シルエットによる強さなわけだ。
さて、ここからは黒色のルアーの話になるのだが、最近お店の人と話をしたりするに、どうも黒色のルアーは不人気だと聞く。
僕の中でこれに関する結論は出ていて、こうじゃないかという理由は何となくだけど持ってる。
でも、あまりそれを解いてどうだこうだと言っても、それは楽しい話ではないので置いといて、僕が愛する黒色の具体的な使用ポイントを書いておこう。
黒色
僕自身はルアーによって、もしくはシュチュエーションによって絶対の自信と信頼を持っている色。
だけど、先ほども書いた通り世間では人気が解れ、確かに塗っているメーカーも少ない。
<僕が黒を使うタイミング>
●雨が降って水面が荒れたとき
●風が吹いて水面が荒れたとき
●水が濁っているとき
こういった時は黒の出番である。
黒はそのシルエットの強さ故に、サイズのデカいルアーの時は目立ちすぎる傾向が見られる。
なので、ルアーの背景が荒れて普通のカラーでは見にくくなった時、濁って黒の強さが弱まり、逆にちょうどいい強さになる時、それが黒の出番である。
という事は、例えば大きな滝壺や、流れで水面がよれている場所などは、天候に関係なく黒色を使っても、強くなりすぎないので大丈夫。
初めの写真の2012初バスは、雨の濁りもあったが、滝壺の下で泡にまみれながら引いて来た時に食った魚である、ほかの色では弱すぎて気づいてもらえたか不安なくらいの所だった。
次に、環境の条件ではなく、ルアーの条件で黒を選ぶ事がある。
それはシルエットが小さく、少し頼りないルアーを使う時。
シルエット小さめ、細めのルアーはいくら色を強くしても、全体的に弱っちいので魚がビビらない。
なので、逆に小さめ細めは強い色をどんどん試すべきである。
小さい海馬75、55、海馬free90などは黒を基調にしたカラーで結構釣果を出している。
この2つが僕が黒を使う時に気にしている事であり、黒は僕にとって無くてはならない色、変わりのない色の1つである。
なので、うちのルアーでは黒、もしくはダークカラーのルアーは用途によって必ず塗られているのである。
さてさて、というわけで今回もしっかりと企業秘密を書き出した。
後は皆さんがこの話を覚えていて、是非フィールドで役立ててくれればと思う。
次回はカブメスの続きではなく、紫外線反応をするカラーに付いて、書こうと思うのでお楽しみに。