ブルーの説明で少し長く書きましたが、今回はレーベル7について。
まずはいつも通りの写真から。
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<明バック、暗バック共にどちらも割と見やすい。かといって、目立ちすぎるというより、ポイントが効いて目に入って来る感がある。>

このルアーの狙いはかなりはっきりしていて、レインボー系の色を塗る、というもの。
ザムザでチャブレインボーを塗って以来、本生産の度にどのルアーにもレインボー系は塗ってきました。

僕にとってのレインボー系というのは
おなかの色(明)
側面の色(暗)
肩の色(明、光り物が多い)
背の色(暗)
と、()の中を参照に、明暗の塗り分けに決まりを作っています

前回の海馬では変則で、腹側にもう1色。
今回のレーベル7では背中の色を少し明るめに設定しましたが
基本はそんな決まりに乗っ取って塗っています。

つまり、レーベル7は名前の通りレーベルのミノーにある色なんですが
僕が好きになったのは、魚のプリントを取っ払ったベースの色だったんです。
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ここから
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魚の模様をとると
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色の配分だけが見えて来る。

このベース色の配分(特に横の朱色の見せ方)が気に入って、数カ所自分の好みに色を直しつつ、レーベルのレインボーのイメージを使った訳です。


<ではなぜこの基本の並びの色が好きなのか?>

それはずばり、ナチュラルな色の中にいくつか魚のスイッチを入れる仕掛けがあるからです。

明るい色の腹から、くるりとロールすると強い朱色。
まずはここに強めの明暗変化と色調変化があります。
そして、肩の光り物で、目くらましをして、また背中の色がポンと目に入る。
(今回は背中の色がポンと入るというより、馴染んで抜けるイメージですが)

明暗変化や色調変化の中に、少し目くらましが入る。
そういった意味で、少し攻撃力の強い(嫌われる可能性もある?)色と言えます。

使う時のイメージとして、ゆっくりと間を取ってルアーを見せる誘い方、喰わせの動きをしても、飽きさせない色の変化がある色だと思っています。

シンプルな中に、効かせる事の出来る縦縞の色の配分がたまらなく好き。
そういった訳で、僕にとってレインボー系の色というのは外せない、これからも少しずつ変化をさせながら塗り続けて行く色だと思います。


最後に、いつものモノクロ写真を。
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思ったより、明暗の差が少ない、思ったより朱色は明るい色なんだろうか?

今回はあえて背中の暗の部分を少し明るめに設定し(中間色の丁度真ん中くらい)側面の朱色を際立たせようとしました。
側面の朱色は色としてより強くするため、蛍光色を配しています。
モノクロでは明暗差がそこまで出なかったですが、色調変化は強い色です。
遠目はナチュラル、近目でビビットになる感じでしょうか。

そんな感じで、レーベル7の説明をしつつ、ぼくのレインボーへの思いも少し挟んでみました。

今回は以上です。
次はいよいよ最後の色、反吐カエルになります。
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いつも色を塗る時に、ブルーを基調とする色を必ず入れます。
ブルーは外せない。
強い思いの反対側に、自分がこの色をまだ見出せていないと言う気持ちがあります。

赤、黒、チャート、銀(アルミ)等の色には(白、黄色、パール等の色は基本色)多かれ少なかれ、その色が効いたという実体験があります。
まあ、厳しい基準を設ければ、どの色も効いたかどうかと言えるほどでは無いかも知れませんが。
ま、それでもたぶん効いてるだろう、と言う位はありました。
しかしブルーは、釣った事はあるが、色が効いたのかどうか判断出来るほどのものでは無いのです。

それでも、ブルーが気になって仕方ない。
ルアーの色としても、ハードルアー、ソフトルアー関係なく調べたりもしますし、色としてのブルーも調べます。

毎回、9色~10色の中に必ず入れる色でもあります。
ちなみに、上記の基本色(白、黄色、パール)以外に、赤、青、黒、チャート、シルバー、この辺りを外さないで色の分配を行なっています。
それは、その色が必要だという事や効いたという経験から選んだ色ですが、それ意外にその色が無ければ試す事も出来ない、という思いがあります。

つまり、その色を作らなければ、未知数の部分の可能性にせまれないのです。
そして、どこか感覚の奥底でブルーは何かあると思っているのです。
そこを知りたいところがあって、ブルーは塗り続けている。
僕のブルーとの関わりは今、そんな所にあります。
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<モノクロにすると、黒の異色さ(強さ)と、案外赤や青が中間色なのが解る>


さてさて、昨日の最後に書いた、いくつかの例の話をしましょう。


●クランク使いでは、濁ったらブルーという話があるらしい。

これは、数人の知り合いと、とあるクランクベイトを作る人の話なのですが、どうやらそういう事があるそうです。
一つは、ブルーの暗い目の中間色という部分を生かして、シルエットを見せられるからというのがあると思います。
そしてもう一つは

●ブルーという色は遠くまで届く?

が関わってくるのではないかと。
色は赤、橙、黄、黄緑、緑、青、紫と波長の順に並んでいて、赤より長い波長は赤外線、紫より短い波長は紫外線と呼ばれます。
赤は波長が長く、その色としての役割は短い距離で終わってしまう。
(トーンとしてのシルエットは残るけど)
青や紫はその波長が短く、遠くまで届く色だと言われています。
だから濁った時にブルーが効いたのではないかと。

濁りが入った状態を人が想像するには、霧の多い日が良いかと思います。
たまに経験出来るのですが、早朝車を運転していて、速度を出すのが怖いくらい前が見えない時、魚になるのです!!
まず何から見えてくるのか、何が見え難いのか?
民家だと、屋根が目に入る。青や緑の暗い色が先に目につく。
どちらかと言うと、まずはシルエットから。
そして、青い屋根だと解る。
白っぽい色や、他の色は馴染んで近づかないと気づきません。
屋根のように広い面積で、他の色が無いというのもあるかもしれないけど、とにかく明るい色は完全に馴染む。
この事はまたいつか、少し別で話したい。忘れないようにチェック。

●ザリガニ系のワームには、ジュンバグや、ブルー×ブルーグリッター、黒にブルーの爪、などブルー系の色がしっかり使われている。

ザリガニはボトム、もしくはそこに至る中層でも、アシやがま等、中層でも背景が暗い所で使う事が多いと想像します。
その場合、例えば黒にブルーの爪のワームは先にボディーが馴染んで見え難くなるのに対し、爪だけは、ブルーとしての役割を果たして最後までちらちら見えるのではないかと。
存在はあるのに手しか見えない、まるで、シャネルズの様に。
そりゃ気になるぜ、的なあれじゃないかと。

最後はワームの話にまでなってしまいました。
しかし、ワームの色好きなんですが、ワームの色の研究は気をつけないといけません。
なぜなら、背景の色が暗い所で使う事が半分以上ありますから。

トップの色の話とは反対の答えにもなりかねない。
それでも、ワームは光を上手く使う面白いルアーだと思いますけど。


解らないから面白い、色気のある女子のような存在のブルー。
実質2日半にかけて書いてしまいました。

明日はまた違う色に入って行きます。
以上です。
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写真よりスタート
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<明バック>
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<暗バック>
カメラの調整だと思うのですが、ルアーの色が明と暗で違って見えますね。
実際人間の目も、錯覚で同じ色でもバックの違いで明るく見えたり、鮮やかに見えたりするのは確かで、美術を勉強している時もそういった事を色々学びました。


さてさて、このブルーという色。使い方によって本当に表情を変えてくれます。
今回の様にベース色として全面に塗ると、明度が暗い方の中間色となり、シルエットが出る色になります。

しかし、これを背中だけに塗るとあら不思議、割とよく絵に書かれる様なお魚の色に。

しかも、ブルーの兄弟に当たるであろう、水色は同じ青系の中でも(白の分量にもよりますが)明度では明るい中間色として、割と自然になじむ色となります。


今回塗ったブルーは、割にしっかりとした青なので、上記した通り、暗い方の中間色となります。
黒ほどはエッジは立たないまでも、下からみた時にシルエットが割と出る色となります。

僕の場合、ブルーは「水が濁った時」や、「黒では少しエッジがきついかな」という時に投入する感じです。
といいつつ、本当は実際にフィールドでのインスピレーションや、水のなじみで使うルアーの色を決める事も多いです。
知識とひらめき、この二つが上手く混じり合うのが、僕の理想です。

ちなみに、インスピレーションの手助けとして、現場で感じたり、考えたりする判断材料は以下の様な感じです。

1、太陽の光の色(朝方は白っぽい光、夕方に行くに吊れ、黄色→オレンジ→赤い光になって行く)
2、太陽の光の量(ピーカンといわれるのが光の量多い方、曇りやマズメ時は光量が少ない目)
3、水の色(緑っぽい、茶色っぽい、ジンクリア、青っぽいとか)
4、水の中の浮遊物の量=粉っぽさ(粉っぽい=マッディー、粉っぽく無い=クリアー)

これに、
●ルアーを見せたいのか、隠したい(馴染ませたい)のか
●ベイトにあわせてみる(魚、虫、カエルとか)
という考えが加わって来る感じです。

もう少し整理すると

1と3は光の色の話。
2と4はルアーに届く光の量の話で、空中であれ、水中であれ、浮遊物があると光が拡散されて光が届き難くなると。
(空中だと霧的な水分の粒が浮遊物となり、水中だと砂や、プランクトンなど物質的な浮遊物となる)

つまり、「光の色の質」と、「光の量」を見ているという訳です。


ただし、あまり固く考え過ぎるとひらめきにくくなるので、こんな事があったなという程度の話にしておいてください。
これらはあくまで、使うルアーをひらめくための、切っ掛けに過ぎ無いです。

ここでは、色を題材に取り上げて話を掘り下げているので、こういった話をしていますが、実際釣りで大事なのは魚探しが1番です。
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<明バック モノクロ>
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<暗バック モノクロ>
やっぱり、モノクロで見ると暗い目の中間色だと解りますね。
目立ちつつ、やや馴染む所もある感じ。


それで、先に書いた僕のブルーの入れ時ですが、これにも実はすこし情報としての判断材料があるのです。
ここから先は、あくまで聞いた話や、本で見つけた話。
まだ、実体験でそこまでは行けていないのが実情です。
ただ、ブルーを買ってくれた人と、こういった小ネタを共有しておく事で、ブルーを使う時に何かひらめく手助けになればと思い、書く事にしました。
そして、こんな時にブルーが効いた、なんて話が聞ければそれはとても嬉しい事です。

<ブルーの色々な小ネタ>
●クランク使いでは、濁ったらブルーという話があるらしい。
●ザリガニ系のワームには、ジュンバグや、ブルー×ブルーグリッター、黒にブルーの爪、などブルー系の色がしっかり使われている。
●ブルーという色は遠くまで届く?

明日はこういった事を元に、後少し僕の青色への思いを話そうと思います。


<補足 9/22>
●一番上の明バックと、暗バック、痴虫ノートお決まりの薄目ルックをすると、ある事が解ります。
明バックではぱっと見ると、ルアーのシルエットがポッコリ浮かぶのに対して、
暗バックでは、ルアーとバックのエッジが馴染んで、スポットのラインがぱっと目に入って来る。
カラーは印象と言う事で言うと、バックの違いで見えてくる印象も結構違うという訳で。

●真ん中あたりの空中と、水中の浮遊物による光線の届き具合に付いて。
水中では、砂やプランクトンを例に出しましたが、もっと大きい
水面近くまで縦に伸びているウィード、パラアシやがまなども、
光をさえぎったり、拡散させるので同じ効果と言うか、同じようにとらえる事が出来ます。
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まずはいつも通りのスタートで、写真に行きたい所ですが、写真を取る時間がない。
という訳で、おしゃれブルースポットの序文のみ


ソリッドボディーに単色のスポットが並ぶのは、伝統色としてあります。
例えばオレンジボディーにブラックのスポットとかは有名だと思います。
これはそのスポットを、筆でぬる。しかも、ぼかしまで再現するという遊び心のカラーなのです。
前回のアイボリー/ブラックしかり、今回のブルー/ベージュしかり、たった2色でルアーカラーを構成すると言うのは、ついつい複雑な、悪い言い方をすれば、小賢しい色を塗る自分への戒めでもあるのです。

古いものを破壊し、新しいものを追求する。その半面、伝統というものから完全に離れる事が出来ず、常につかず離れずの位置にいる自分があります。
そういった意味で、ソリッドカラーや、2色の色で構成する(今回なら「3」と言う3色の色だけで構成すると言うものも含めて)色をカッコ良くできるかどうかが、ペンシルを作るがごとく、作り手の腕を出せるような気がして、ラインナップから外せないのです。

他にも、こういったいわば背面と腹面の色に変化が無い色は、ルアー内で極端な色の変化が無いため、魚に嫌われにくい色になるのでは無いかとも思っている訳です。


今回のおしゃれブルーベージュスポットはブルー/ベージュの組み合わせ。
色という部分でいうと、メインの印象はブルーで、ポイントとしてベージュのスポットが効いてくる、という色になります。

という訳で、この色を説明するという事は=ブルーを説明するという事になるのですが、


その辺りは旅から帰ってからという事で。失礼します。
ドロン
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シングルスイッシャー使用例第2例目として、クリアウォーターでの釣りを御紹介します。

といっても、クリアウォーターは少しずつ経験をためているところで、これじゃ無いといけないとか、こうやればいける、みたいなのでは無い事は先に述べておきます。

その昔、なじみの釣り具屋の大会で数度訪れたクリアウォーターのリザーバー。ふと気になって久々に行く事に。魚が見えてテンションが上がるのと裏腹に、なかなかバイトまで持ち込めない。

それまで、マッディーからステイン中心の釣り生活だったために、自社の製品はどちらかと言うと水をしっかり噛むと言うか、抵抗の強いものが多く、早い速度に対応出来ず。
クリアウォーターの釣りはなんだか見られている感が強いと言うか、見切られるんじゃ無いかと思ってしまってついついルアーを早く動かしたくなるんです。

そんな時に違和感なく使えたのがポムシリーズの二つ。

というかシングルスイッシャーはもともと、ボイルうち等にも使っていたので、少し慌て気味の動きは出せる。
はじめは普通に誘いつつ、魚が追ってきたところで速度をアップ、みたいなイメージで使っていました。
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<この時はポムだった気がする。今秋リベンジに行きます。>

その日一番チャンスがあったのが、人工の浮きものの影についた数匹の群れ。
浮きものの横を少し早めに飛沫を上げつつ首振りさせると、影の中からバスがすーーっと…。
まあ、すーーっと出てきただけで結局食わせるまでは至らなかったのですが。

イトウの時同様に、これで行くぞ、と思ってもっていった訳では無いポム達を一番多く投げる事になり、ここでもその対応力の広さを感じる事が出来たのでした。

ちなみに、その後もう少しイレギュラーな速度の変化を出すべく開発に勢力を注いだのが、スラッシュポムです。


今年の秋にリベンジしに行く時は、ただ巻きの中で速度変化で食べさせせる「可変リトリーブ(大阪の伊勢吉の三宅さん考案)」という技を首振りバージョンにアレンジしたのを試したい。

可変リトリーブの基本は、たとえば基本の速度(例えば5の速さとする)で巻いて来たものをほんの一瞬スッと2~3くらいに落とす。
そしてそのすぐ後に、今度はもとの速さより速い8位の速度に上げるんです。

そうすれば、同じ速度で付いてきた魚の目の前に、一瞬ルアーが近づいて距離が縮まる。
魚が「あっ」と思ったその瞬間、今度はルアーが速度を上げて逃げて行く。
そこで、逃がしてはなるものかと、スイッチが入るんです。
(ルアーで説明した所を小魚に置き換えるとよりイメージしやすいかも。)

ただ巻きの中で、ここぞと言う所、もしくはもう自分に近づいて気づかれる。
というタイミングでこれをやって、食いきらない魚に口を使わせる。
これを首振り系でやってみようと。


ちなみに、この可変リトリーブは今まで
バス、アジ、メバル、シーバス、イワナ
海、川、湖どこでも効いた、ものすごいメソッドです。

食わせの間を自分で作るんですね。
本当にすごいので、騙されたと思ってやってみてくださいませ。


・シングルスイッシャーはボイル打ちが似合う
・ボイル打ちからのサイズ&シルエットの話
はまた次回

明日はカラーリングに戻ります。
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