明日より名古屋へ行くので、いくらかはアップして行かないと行けません。
という訳で、頑張って本日分を更新。

<続・スプーンと光>
さてさて、前回は後方に光を出すルアーの話だけで終わってしまったので、今日はそこからスプーンの話へ。

西根さんから後方フラッシング系のルアーの話を聞かせていただいた後、自分の中で幾つかの閃きと言うか、発見があった。
その一つがスプーンの構造の理解だった。

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先日の最後にアップしたこの写真。
出来るだけスプーンが泳いでいる状態に近い角度にして撮ってみた。
魚が後ろからスプーンを追うとこう見えるのかな、というイメージ。
実際は動いているし、魚とルアーのレンジで見え方は変わって来るけど、大事な発見はスプーンを同じレンジで追いかけると背中が見える言う事。
そして、その背中は上からの光を受けて、ピカピカ光るという事。

それを図にしてみたのがこれ。
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角度によってブレードがどう反射するか?
(実際光というのは様々な方向から来るし、水中では浮遊物でもっとぼやっとしたというか、直線的な光だけでは無くなるんだろうけど)

僕が光を考える時の大きな原則が幾つかある。
それは
●光は上から来るという事
●時間によって角度が変わるという事
●光には色があるという事

他にも考えれば出て来るかもしれないけど、大まかに大事にしているのがこれ。
その中でも1つ目の“光が上から来る”という発見は面白かった。
一見すると凄く当たり前の事なんだけど、ルアーを考える要素として凄く大事な事だと思う。


<光は上から来る>
それは、ルアーの背中の色に思いを馳せていた時に気づいた事。
トップウォーターだと、魚は下からルアーを見上げるので背中の色は関係ないかと思うかもしれないが、多分ルアーの背中の色は魚には見えている。
なぜなら、下から見上げた時に、水面が鏡の役割をするため、水中に入っている背中はそこに写ってしまうのである。

さらに、背中というのは光が一番当たり、発色する。
お腹はもちろん魚の目には入るが、影の面なので背中よりは発色し難い。
こと色という点について言えばお腹の色より、背中の色の方が魚の目に入るのではないかと。

まあ、まだまだ想像の領域なんだけど、水槽などでルアーを確認したりする事で、あながち間違っていないのではないかと思っている。

そしてその結果、スプーンの背中が無塗装でフラッシング面になっているのは、上からの光を効率よく利用するためなのではないかと言う事に気づいたのだ。

スプーンは、あの金属の板でルアーの本体と、ブレードの2つの役割を持たせている、本当に良く出来た構造物だと感動した訳である(涙)。


で、今回のカブメスはそのスプーンの動きと、光の使い方を上手くトップのルアーにとり込もうとした意欲作。

先ほどの原理をカブメスで示すとこうなる。
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カブメスを泳がせて良く観察すると、ルアーの後ろ15センチから20センチ辺りがもやもや光る。
つまり、ブレードに反射した光が水面に跳ね返っているのである。
普通、それだと光が上に行ってしまうので魚には届かないと思いがちだが、その反射した光の幾らかは、水面に跳ね返って水中に向かうと思っている。

つまり、ブレードを水面直下で使うということは、上からの光をとても上手く使う術の1つなのではないかと思っている。
それが正しければ、海馬もまたその原理を上手く使う事が出来ていると言える。

とまあ、これがカブメスとスプーンと光りの関係について考えていた事である。
実際の釣りでの動かし方や、誘い方に直接大きく関わるかは解らないが、
知っていれば何かの時に役に立つかもしれない。


続けて「実際の使用方法」や、「海馬との使い分けに」入ろうかと思ったが
光の話から色説明に入って行けそうなので、次回はカブメスの色について書いて行こうと思う。

という訳で、今回はこれで終了。
さあ、今日はカブメスのモチーフとなったスプーンの光の使い方について、説明しましょう。

<スプーンと光>

僕がスプーンを使うのは主に渓流の時が多い。
それ以外だと、カブメスからの逆輸入でバスで試してみたいと思っていたり、海で少し使う程度。

で、それらで使用するためにスプーンを手に入れて、始めに疑問を持ったのが
「何故片面は色が塗られて、片面は金属のままなのか?」

そして、次に泳がせて疑問を持ったのが
「逆さまに泳いでるやん。」
だった。

つまり、スプーンとは
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↑見た目はこっちが表で
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↑こっちが裏のイメージがあった。

でも泳ぐ時は色の面を下にして、人間には無塗装の面しか見えない。
(正確には、ひらひらしてちょいちょい裏の面が見えるんだけど)

今思うとそんなおかしい事ではないのかもしれないけど、当時はなんだか腑に落ちなかった。
なんと言うか、何故影になる底に絵が書かれて、光が当たる上面はそのままなのか???


しかし、とある話からその問題の答えが見えて来たのである。
それは、去年のバサーオールスタークラッシックのこと。
西根さんとブレードの話をしていてある事を教えていただいた。
そして、その考えを色々検証して行く中で、スプーンの構造の解明に至ったのである。

西根さんに教えていただいた話とは「ブレード付きルアーのもつ特徴の1つ、フラッシング」について。
後方にブレードやらのフラッシングする物があると、魚の頭の上をルアーが通過して行って、離れて行く時になかなか視界から消えないという事。

どういう事かと言うと、通過したルアーを魚は後ろから見るようになる訳で。
ルアーというのは後ろから見ると、どれもが基本的に点になってしまう。
そうすると、ルアーというのは極端に見えづらい物になり、少し離れると視界から消えてしまう。
視界から消えてしまう=興味の対象から離れてしまう、事を意味する。

それが、フラッシングする物が後方についているタイプだと、ルアーの見え方が点になってもブレードが点滅して光を発するので、遠くに離れてもなかなか消えない。
そうすると、通過して魚からルアーが離れて行っても、フラッシングが届かなくなる距離まで、魚にルアーの存在をアピールする事が出来る。

魚はなかなか消えてくれないルアーに苛立ちを隠せなくなるのか?
それともちょっと迷ったあげく、まだ行ける!!と思って追いかけるのか?
それは解らないがそれによってスイッチが入る事はあるだろうと思った。


人間に置き換えると解りやすいかもしれない。

前からかわい子ちゃんが来る。
すれ違って通り過ぎる(あー、いいにおい)。

ここで、いけてる奴ならすぐに声をかけるかもしれない。
しかし、僕の様な臆病者なら、その存在に反応しながらもすぐには答えは出せない。

そして、振り返ってその後ろ姿を見る。

ここからである。
●例えばその子の服が少しシックな、街にとけ込む服だった場合
数メートルでその子の姿は雑踏に消えて行き、見えなくなってしまう。
そうすると、臆病者の僕はすぐにあきらめてしまう。

しかし、
●その子の服装が、少し派手目の明るい服装だった場合、どうなるだろうか?
同じく数メートルで雑踏に入るも、人と人の隙間からその子の個性的な姿がちらちらと目に入ってしまう。
頭にでかいリボンでも付けていよう物なら、人の頭越しにその存在を確認する事が出来続ける。
その間に、頭の中で「どうしよう」の文字かぐるぐるまわり、角を曲がった瞬間に、逃してなるかと足がそちらに向かってしまう。

なんて事になるかもしれない。

自分自身で言えば最後の最後まで確認しつつも、追えないであきらめる人生だったが…。
しかし、もしそこでその子が物を落としたり、つまづいてこけたりしたら、きっと近づいて手を差し伸べただろう。
ルアーで例えるなら、数メートルのただ引きからの、ほんの一瞬の揺らぎ、そんな所だろうか。

ちょっと例えがあれだけど、何となくイメージとしてはそんな感じだと思う。
「角を曲がる」「こける」「物を落とす」という後一押しの奇跡までの間に、どれだけジリジリした時間があるか、が大事だと。
きっと人も魚も見えなくなってしまえば、あきらめてしまう生き物なのだから。

話をルアーに戻すとつまりは、後方に光り物がついているルアーは、わりと長い間(距離)魚の気を持たせる事が出来る機能がついていると考えても良い、という話である。


とか、なんとか言っているうちに今日も随分進んでしまいました。
まだ光の話がスプーンと繋がっていないのに…。

次回はスプーンがシンプルな構造の中でいかに魚を誘う要素を持ち合わせているかについて、つなげて行こうと思います。

ヒントとして、次の写真を宿題に出しておきましょう。
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先ほどのスプーンの裏面写真と同じように見えるかもしれませんが、ルアーを手に乗せて角度を付けて後ろから写真を撮りました。

つまり、魚が後ろからルアーを見た時にこんな風に見えるのではないかと言うイメージです。
次回はここからスタートします。

間を空けない様に気をつけます。
ではでは
皆さんご無沙汰しておりました。

勇士の協力で、念願の痴虫ノートをブログへ移行する事が出来、なかなか触りたくても触れなかったこのコーナーを復活させる事が出来ました。

復活の始めは「カブメス」について。

ある程度の事はお店への紹介文でざっくり書いたのですが、販売が始まって
お店からも、お客様からも

●どんな動きをするのか?
●海馬とどう違うのか?
●どういったとこで使うの?
●詳しい色の話をして!!

とかそこいらの話がちょこちょこありましたので、そこは痴虫ノートらしく
皆さんの暇つぶしに、ねちねちと書いて行こうと思います。

では早速お話開始。


<カブメスというルアー>

ルアー購入時の取り説と少し話は被りますが、そこはご容赦を。
基本構造はフロントにプロペラ、お腹にフックを2つと、ウィロリーフのブレードが直付けで1枚。

ルアーを開発する上でのアイデアの元はスプーンやシンキングペンシル。
それらをトップで使えないかと言うもの。

それらのルアーは引っ張られる事でお腹に水が当たり、それを押し分けながら
ボディーを揺らして動きを出している。

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(上の画像はクリックで拡大可)
カブメスの動きの原動力はこの原理と同じ。
腹の後ろの方に付いたビッグウィロリーフが水を受け、それを押し分け揺れる。
その揺れる動きがブレードを支えているボディーに影響し、ボディー自体にもロールの揺れを引き出す。

それ故に、ただ引きをする際はじわーっとラインを引っ張って、ブレードで水を押すイメージで使ってほしい。
一度動き始めると、慣性が付いて糸のたるみをとるだけでルアーはゆらゆら揺れながらこちらに来る。

つまり、カブメスの特徴=スプーンの特徴とも言える部分が多く、その一つに光のつかみ方というのがあるのだが、長くなるのでそれは次回という事で。


<まめ知識:ブレードの調整>

ブレードの締め具合でブレードの揺れ方と、ボディーの揺れ方がわりと変わる。
販売時はブレードの動きが出やすいように、少し緩めの設定になっているが、
それを締めたり緩めたりするとどうなるか?

●カップワッシャーがボディーに付くまで締めた状態
この状態だと、ブレードの可動域はかなり狭くなる。
つまり、ブレードとボディーに一体感が生まれる。
そうすると、ブレードの動きがボディーに影響を及ぼす度合いが高くなり、
ボディーのロールが強くなる。
ボディーを派手にねじらせたい時にはこのセッティングにすると良い。

●カップワッシャーがボディーに付いた状態から1周緩めた状態。
そこそこブレードに自由度が生まれ、それでいてボディーへの影響もある。
良いとこ取りのド真ん中の設定。

●カップワッシャーがボディーに付いた状態から2周緩めた状態。
かなりブレードとボディーの間に隙間が出来る。
それにより、ブレードの可動域が広くなり、ブレードの動きにキレが出て来る。
その反面、ボディーへの影響が経るので、ロールは弱くなる。

とまあ、大体は上記した3つの状態で使う事が主になる。

それに、リーリングの速度でもブレードの振りの幅は変わってくるので、自分の好きな
使い心地、揺れ心地を見付けてほしい。

本日は以上。
次回(光の説明)へ続く。
ファイナル、ゲストのためになるトーク編


これを書きたくて、あきらめずにここまで来ました。
つっても、途中でほっぽった自分が悪いんですが。
いやしかし、思い出せるかな~。

一つ一つ思い出に残ったゲストの話を書いて行きますね。
まずゲストの方ですが、
霞のプリンスこと 川村光太郎さん
高滝湖のスーパーロコ 折金一樹さん

このお二方からとてもためになる話、実際の竿さばき等色々レクチャーがありました。

●スピンフリップ
まず始めに、一番印象に残っているのが折金さんがじっさい目の前でキャストをしてみせてくれた、スピンフリップ。
スピニングロッドで行うフリッピングなんですが、ベイトと違ってフリップした後にラインがフリーなのでシュパーっと飛んで行く。
しかも、フリップの速度が半端無く速い。
この技を使って折金さんは、房総のプレッシャーの高いダム湖で、魚を捕っているみたいでした。
キャストも印象的でしたが、タックルの追求も凄くて
竿は堅く、俗にいうパワースピニング?パワーフィネス?とか言われる分野。
ラインの太さも決まっており(太さは忘れたけど、わりと太い)それによってルアーの沈下速度をコントロールしたり、ブッシュの中を上手く落とす様にしているとの事。
多分、この人がこの技で小さいトップを投げた日には、残念ながら今の僕たちでは捕れない魚が出てくるんだろうなと思った次第です。

●黒いブレード
今度は川村さんの話なんですが、丁度この大会が行われた少し前に小貝河での取材があったそうで、その時にはまったパターンがスピナーベイトだったと言う話。
ただ、ひとえにスピーナーベイトと言っても、一癖も二癖もありました。
とりあえず、この時の取材の内容は、最近エイ出版社から出た「カバー撃ち完全バイブル P88」に載っています。
その時の肝の一つがガンメタのブレードだったそうで、理由はあまり話されていなかったけど、効く時が必ずあると言うか、他のがだめな時にはまる事があるそうな。
それと、ルアーの使い方。
スピーナーベイトをテキサスリグの様に使われていた、きわどい岸際に入れて、カーブフォール。この時のラインの張り具合がとても重要だと。
トップには関係ない話なんだけど、なんだかとても気になって、今でも覚えている。

●ふわふわルアー
これは、この日の大会で折金さんが使われたルアーの話。
この日はハードルアーオンリーのルールだったんですが、その中でスローシンキング気味のルアーを、フワフワとドリフト気味にさせて食わせていたような話をしていた(気がする。)
このへんになって来ると、細かい内容までははっきり覚えていないんですが、とにかく一つだけ気になったのが、ライン。
ラインの使い方で、魚へラインを気づかせ無い様にする、みたいなのがとても重要だと言うような事を聞いていて感じました。
この辺の人達になると、イメージで水中が見えていて、さらにその魚までも見えていてそれの元に魚へのアプローチをしているのではないか、と感じました。

とまあ、僕がここで書いても実際読まれている方々の役に立つかは解りません。
トップの話ではないですし。
でも、なんでしょ、上手い人の釣りの話を聞くと皆さん何か共通点を感じるんです。
アプローチ等がとても丁寧である事、ラインの存在をとても気にされている事、魚に対しての道具選びがきちっと行われている事等。

そんな何かを感じる事が出来て、僕はこのお二方のレクチャーを聞けて大層感動しました。
大会には、こういった部分での上手くなるきっかけと言うのもあります。

最後にそういった部分を書けたので、えらく長く、そして遅くなりましたがオプライド2010秋の手賀沼戦のレポートを終わろうと思います。
終了~。
# by chimush1 | 2011-02-14 21:28 | 大会
結果発表編


会場に戻って聞くと、5人の人が魚をキャッチした様子。
そして、それ以外にもバイトがあった人は多数。

結果ハッピョー
(名前とか覚えてないのでそこらへんはご勘弁を)

5位
ハイカット(OSP)で20センチ
ハイカットって小型のシャッドなんですが、ルアーの背中にフロート素材をつけて、工夫してあった気がします。
じわーっと浮かせる感じで釣られていた気が…忘れたー(涙)。

4位
例の中学生の一人!!
凄い!!
ハイピッチャー(OSP)で27センチ
ハイピッチャーはスピナーベイト。
黒いブレードを使って釣れたとの事。
このブレードに付いては次回書きます。

3位
でた、モエー隊長
ニアキスというスピナーで34センチ
この方、ニアキスは極秘だったのですが機嫌が良くなって話してしまっていました。まあ、僕は隊長がニアキス使っているのは知っていたのですが、実際こんな大会で釣果を見せつけられると凄いなーと思いますね。
スピナーは、僕自身渓流で開眼して大好きになったんですが、あれは魚種問わず魚を狂わせる何かがありますねえ。

2位
シャッドラップSSR 8で37センチ
ルアーはシャッドラップですが、巻いて食わせたのではなく水面でちょこちょこやって釣られたと。
つまりサーフェイス~サブサーフェイスですよね。
ルアーも渋いし、使い方にも工夫があってみんな考えて釣りをしてるんだなーと、しみじみ感じました。

1位
キールヘッドで40センチ
でました、こんな所でトッパーが登場!!!
対岸にルアーを届けたくて、飛距離重視でルアーを選択。
で、届かなくてちょっと首ふらせた後、回収しようと巻いた瞬間ルアーが水面に入ってバイト!!
めっちゃドラマチック。
くしくも水面爆発ではなかったみたいですが、立派です。
釣れ方は偶然かもしれませんが、魚のサイズはきっと偶然ではないと思います。
おめでとうございます。

そして、トップでも釣れるんだと、大きなルアーは大きな魚が釣れるんだと、改めて感じさせてくれてありがとう。

次回は、レポート最終回、ゲストが話されたおもしろ話を書ける範囲で書いてみます。(というか、これを書きたくてレポートやったんだよ~、思い出せるかしら)
# by chimush1 | 2011-01-27 21:27 | 大会