<   2010年 09月 ( 10 )   > この月の画像一覧

ブルーの説明で少し長く書きましたが、今回はレーベル7について。
まずはいつも通りの写真から。
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<明バック、暗バック共にどちらも割と見やすい。かといって、目立ちすぎるというより、ポイントが効いて目に入って来る感がある。>

このルアーの狙いはかなりはっきりしていて、レインボー系の色を塗る、というもの。
ザムザでチャブレインボーを塗って以来、本生産の度にどのルアーにもレインボー系は塗ってきました。

僕にとってのレインボー系というのは
おなかの色(明)
側面の色(暗)
肩の色(明、光り物が多い)
背の色(暗)
と、()の中を参照に、明暗の塗り分けに決まりを作っています

前回の海馬では変則で、腹側にもう1色。
今回のレーベル7では背中の色を少し明るめに設定しましたが
基本はそんな決まりに乗っ取って塗っています。

つまり、レーベル7は名前の通りレーベルのミノーにある色なんですが
僕が好きになったのは、魚のプリントを取っ払ったベースの色だったんです。
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ここから
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魚の模様をとると
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色の配分だけが見えて来る。

このベース色の配分(特に横の朱色の見せ方)が気に入って、数カ所自分の好みに色を直しつつ、レーベルのレインボーのイメージを使った訳です。


<ではなぜこの基本の並びの色が好きなのか?>

それはずばり、ナチュラルな色の中にいくつか魚のスイッチを入れる仕掛けがあるからです。

明るい色の腹から、くるりとロールすると強い朱色。
まずはここに強めの明暗変化と色調変化があります。
そして、肩の光り物で、目くらましをして、また背中の色がポンと目に入る。
(今回は背中の色がポンと入るというより、馴染んで抜けるイメージですが)

明暗変化や色調変化の中に、少し目くらましが入る。
そういった意味で、少し攻撃力の強い(嫌われる可能性もある?)色と言えます。

使う時のイメージとして、ゆっくりと間を取ってルアーを見せる誘い方、喰わせの動きをしても、飽きさせない色の変化がある色だと思っています。

シンプルな中に、効かせる事の出来る縦縞の色の配分がたまらなく好き。
そういった訳で、僕にとってレインボー系の色というのは外せない、これからも少しずつ変化をさせながら塗り続けて行く色だと思います。


最後に、いつものモノクロ写真を。
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思ったより、明暗の差が少ない、思ったより朱色は明るい色なんだろうか?

今回はあえて背中の暗の部分を少し明るめに設定し(中間色の丁度真ん中くらい)側面の朱色を際立たせようとしました。
側面の朱色は色としてより強くするため、蛍光色を配しています。
モノクロでは明暗差がそこまで出なかったですが、色調変化は強い色です。
遠目はナチュラル、近目でビビットになる感じでしょうか。

そんな感じで、レーベル7の説明をしつつ、ぼくのレインボーへの思いも少し挟んでみました。

今回は以上です。
次はいよいよ最後の色、反吐カエルになります。
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いつも色を塗る時に、ブルーを基調とする色を必ず入れます。
ブルーは外せない。
強い思いの反対側に、自分がこの色をまだ見出せていないと言う気持ちがあります。

赤、黒、チャート、銀(アルミ)等の色には(白、黄色、パール等の色は基本色)多かれ少なかれ、その色が効いたという実体験があります。
まあ、厳しい基準を設ければ、どの色も効いたかどうかと言えるほどでは無いかも知れませんが。
ま、それでもたぶん効いてるだろう、と言う位はありました。
しかしブルーは、釣った事はあるが、色が効いたのかどうか判断出来るほどのものでは無いのです。

それでも、ブルーが気になって仕方ない。
ルアーの色としても、ハードルアー、ソフトルアー関係なく調べたりもしますし、色としてのブルーも調べます。

毎回、9色~10色の中に必ず入れる色でもあります。
ちなみに、上記の基本色(白、黄色、パール)以外に、赤、青、黒、チャート、シルバー、この辺りを外さないで色の分配を行なっています。
それは、その色が必要だという事や効いたという経験から選んだ色ですが、それ意外にその色が無ければ試す事も出来ない、という思いがあります。

つまり、その色を作らなければ、未知数の部分の可能性にせまれないのです。
そして、どこか感覚の奥底でブルーは何かあると思っているのです。
そこを知りたいところがあって、ブルーは塗り続けている。
僕のブルーとの関わりは今、そんな所にあります。
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<モノクロにすると、黒の異色さ(強さ)と、案外赤や青が中間色なのが解る>


さてさて、昨日の最後に書いた、いくつかの例の話をしましょう。


●クランク使いでは、濁ったらブルーという話があるらしい。

これは、数人の知り合いと、とあるクランクベイトを作る人の話なのですが、どうやらそういう事があるそうです。
一つは、ブルーの暗い目の中間色という部分を生かして、シルエットを見せられるからというのがあると思います。
そしてもう一つは

●ブルーという色は遠くまで届く?

が関わってくるのではないかと。
色は赤、橙、黄、黄緑、緑、青、紫と波長の順に並んでいて、赤より長い波長は赤外線、紫より短い波長は紫外線と呼ばれます。
赤は波長が長く、その色としての役割は短い距離で終わってしまう。
(トーンとしてのシルエットは残るけど)
青や紫はその波長が短く、遠くまで届く色だと言われています。
だから濁った時にブルーが効いたのではないかと。

濁りが入った状態を人が想像するには、霧の多い日が良いかと思います。
たまに経験出来るのですが、早朝車を運転していて、速度を出すのが怖いくらい前が見えない時、魚になるのです!!
まず何から見えてくるのか、何が見え難いのか?
民家だと、屋根が目に入る。青や緑の暗い色が先に目につく。
どちらかと言うと、まずはシルエットから。
そして、青い屋根だと解る。
白っぽい色や、他の色は馴染んで近づかないと気づきません。
屋根のように広い面積で、他の色が無いというのもあるかもしれないけど、とにかく明るい色は完全に馴染む。
この事はまたいつか、少し別で話したい。忘れないようにチェック。

●ザリガニ系のワームには、ジュンバグや、ブルー×ブルーグリッター、黒にブルーの爪、などブルー系の色がしっかり使われている。

ザリガニはボトム、もしくはそこに至る中層でも、アシやがま等、中層でも背景が暗い所で使う事が多いと想像します。
その場合、例えば黒にブルーの爪のワームは先にボディーが馴染んで見え難くなるのに対し、爪だけは、ブルーとしての役割を果たして最後までちらちら見えるのではないかと。
存在はあるのに手しか見えない、まるで、シャネルズの様に。
そりゃ気になるぜ、的なあれじゃないかと。

最後はワームの話にまでなってしまいました。
しかし、ワームの色好きなんですが、ワームの色の研究は気をつけないといけません。
なぜなら、背景の色が暗い所で使う事が半分以上ありますから。

トップの色の話とは反対の答えにもなりかねない。
それでも、ワームは光を上手く使う面白いルアーだと思いますけど。


解らないから面白い、色気のある女子のような存在のブルー。
実質2日半にかけて書いてしまいました。

明日はまた違う色に入って行きます。
以上です。
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写真よりスタート
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<明バック>
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<暗バック>
カメラの調整だと思うのですが、ルアーの色が明と暗で違って見えますね。
実際人間の目も、錯覚で同じ色でもバックの違いで明るく見えたり、鮮やかに見えたりするのは確かで、美術を勉強している時もそういった事を色々学びました。


さてさて、このブルーという色。使い方によって本当に表情を変えてくれます。
今回の様にベース色として全面に塗ると、明度が暗い方の中間色となり、シルエットが出る色になります。

しかし、これを背中だけに塗るとあら不思議、割とよく絵に書かれる様なお魚の色に。

しかも、ブルーの兄弟に当たるであろう、水色は同じ青系の中でも(白の分量にもよりますが)明度では明るい中間色として、割と自然になじむ色となります。


今回塗ったブルーは、割にしっかりとした青なので、上記した通り、暗い方の中間色となります。
黒ほどはエッジは立たないまでも、下からみた時にシルエットが割と出る色となります。

僕の場合、ブルーは「水が濁った時」や、「黒では少しエッジがきついかな」という時に投入する感じです。
といいつつ、本当は実際にフィールドでのインスピレーションや、水のなじみで使うルアーの色を決める事も多いです。
知識とひらめき、この二つが上手く混じり合うのが、僕の理想です。

ちなみに、インスピレーションの手助けとして、現場で感じたり、考えたりする判断材料は以下の様な感じです。

1、太陽の光の色(朝方は白っぽい光、夕方に行くに吊れ、黄色→オレンジ→赤い光になって行く)
2、太陽の光の量(ピーカンといわれるのが光の量多い方、曇りやマズメ時は光量が少ない目)
3、水の色(緑っぽい、茶色っぽい、ジンクリア、青っぽいとか)
4、水の中の浮遊物の量=粉っぽさ(粉っぽい=マッディー、粉っぽく無い=クリアー)

これに、
●ルアーを見せたいのか、隠したい(馴染ませたい)のか
●ベイトにあわせてみる(魚、虫、カエルとか)
という考えが加わって来る感じです。

もう少し整理すると

1と3は光の色の話。
2と4はルアーに届く光の量の話で、空中であれ、水中であれ、浮遊物があると光が拡散されて光が届き難くなると。
(空中だと霧的な水分の粒が浮遊物となり、水中だと砂や、プランクトンなど物質的な浮遊物となる)

つまり、「光の色の質」と、「光の量」を見ているという訳です。


ただし、あまり固く考え過ぎるとひらめきにくくなるので、こんな事があったなという程度の話にしておいてください。
これらはあくまで、使うルアーをひらめくための、切っ掛けに過ぎ無いです。

ここでは、色を題材に取り上げて話を掘り下げているので、こういった話をしていますが、実際釣りで大事なのは魚探しが1番です。
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<明バック モノクロ>
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<暗バック モノクロ>
やっぱり、モノクロで見ると暗い目の中間色だと解りますね。
目立ちつつ、やや馴染む所もある感じ。


それで、先に書いた僕のブルーの入れ時ですが、これにも実はすこし情報としての判断材料があるのです。
ここから先は、あくまで聞いた話や、本で見つけた話。
まだ、実体験でそこまでは行けていないのが実情です。
ただ、ブルーを買ってくれた人と、こういった小ネタを共有しておく事で、ブルーを使う時に何かひらめく手助けになればと思い、書く事にしました。
そして、こんな時にブルーが効いた、なんて話が聞ければそれはとても嬉しい事です。

<ブルーの色々な小ネタ>
●クランク使いでは、濁ったらブルーという話があるらしい。
●ザリガニ系のワームには、ジュンバグや、ブルー×ブルーグリッター、黒にブルーの爪、などブルー系の色がしっかり使われている。
●ブルーという色は遠くまで届く?

明日はこういった事を元に、後少し僕の青色への思いを話そうと思います。


<補足 9/22>
●一番上の明バックと、暗バック、痴虫ノートお決まりの薄目ルックをすると、ある事が解ります。
明バックではぱっと見ると、ルアーのシルエットがポッコリ浮かぶのに対して、
暗バックでは、ルアーとバックのエッジが馴染んで、スポットのラインがぱっと目に入って来る。
カラーは印象と言う事で言うと、バックの違いで見えてくる印象も結構違うという訳で。

●真ん中あたりの空中と、水中の浮遊物による光線の届き具合に付いて。
水中では、砂やプランクトンを例に出しましたが、もっと大きい
水面近くまで縦に伸びているウィード、パラアシやがまなども、
光をさえぎったり、拡散させるので同じ効果と言うか、同じようにとらえる事が出来ます。
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まずはいつも通りのスタートで、写真に行きたい所ですが、写真を取る時間がない。
という訳で、おしゃれブルースポットの序文のみ


ソリッドボディーに単色のスポットが並ぶのは、伝統色としてあります。
例えばオレンジボディーにブラックのスポットとかは有名だと思います。
これはそのスポットを、筆でぬる。しかも、ぼかしまで再現するという遊び心のカラーなのです。
前回のアイボリー/ブラックしかり、今回のブルー/ベージュしかり、たった2色でルアーカラーを構成すると言うのは、ついつい複雑な、悪い言い方をすれば、小賢しい色を塗る自分への戒めでもあるのです。

古いものを破壊し、新しいものを追求する。その半面、伝統というものから完全に離れる事が出来ず、常につかず離れずの位置にいる自分があります。
そういった意味で、ソリッドカラーや、2色の色で構成する(今回なら「3」と言う3色の色だけで構成すると言うものも含めて)色をカッコ良くできるかどうかが、ペンシルを作るがごとく、作り手の腕を出せるような気がして、ラインナップから外せないのです。

他にも、こういったいわば背面と腹面の色に変化が無い色は、ルアー内で極端な色の変化が無いため、魚に嫌われにくい色になるのでは無いかとも思っている訳です。


今回のおしゃれブルーベージュスポットはブルー/ベージュの組み合わせ。
色という部分でいうと、メインの印象はブルーで、ポイントとしてベージュのスポットが効いてくる、という色になります。

という訳で、この色を説明するという事は=ブルーを説明するという事になるのですが、


その辺りは旅から帰ってからという事で。失礼します。
ドロン
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シングルスイッシャー使用例第2例目として、クリアウォーターでの釣りを御紹介します。

といっても、クリアウォーターは少しずつ経験をためているところで、これじゃ無いといけないとか、こうやればいける、みたいなのでは無い事は先に述べておきます。

その昔、なじみの釣り具屋の大会で数度訪れたクリアウォーターのリザーバー。ふと気になって久々に行く事に。魚が見えてテンションが上がるのと裏腹に、なかなかバイトまで持ち込めない。

それまで、マッディーからステイン中心の釣り生活だったために、自社の製品はどちらかと言うと水をしっかり噛むと言うか、抵抗の強いものが多く、早い速度に対応出来ず。
クリアウォーターの釣りはなんだか見られている感が強いと言うか、見切られるんじゃ無いかと思ってしまってついついルアーを早く動かしたくなるんです。

そんな時に違和感なく使えたのがポムシリーズの二つ。

というかシングルスイッシャーはもともと、ボイルうち等にも使っていたので、少し慌て気味の動きは出せる。
はじめは普通に誘いつつ、魚が追ってきたところで速度をアップ、みたいなイメージで使っていました。
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<この時はポムだった気がする。今秋リベンジに行きます。>

その日一番チャンスがあったのが、人工の浮きものの影についた数匹の群れ。
浮きものの横を少し早めに飛沫を上げつつ首振りさせると、影の中からバスがすーーっと…。
まあ、すーーっと出てきただけで結局食わせるまでは至らなかったのですが。

イトウの時同様に、これで行くぞ、と思ってもっていった訳では無いポム達を一番多く投げる事になり、ここでもその対応力の広さを感じる事が出来たのでした。

ちなみに、その後もう少しイレギュラーな速度の変化を出すべく開発に勢力を注いだのが、スラッシュポムです。


今年の秋にリベンジしに行く時は、ただ巻きの中で速度変化で食べさせせる「可変リトリーブ(大阪の伊勢吉の三宅さん考案)」という技を首振りバージョンにアレンジしたのを試したい。

可変リトリーブの基本は、たとえば基本の速度(例えば5の速さとする)で巻いて来たものをほんの一瞬スッと2~3くらいに落とす。
そしてそのすぐ後に、今度はもとの速さより速い8位の速度に上げるんです。

そうすれば、同じ速度で付いてきた魚の目の前に、一瞬ルアーが近づいて距離が縮まる。
魚が「あっ」と思ったその瞬間、今度はルアーが速度を上げて逃げて行く。
そこで、逃がしてはなるものかと、スイッチが入るんです。
(ルアーで説明した所を小魚に置き換えるとよりイメージしやすいかも。)

ただ巻きの中で、ここぞと言う所、もしくはもう自分に近づいて気づかれる。
というタイミングでこれをやって、食いきらない魚に口を使わせる。
これを首振り系でやってみようと。


ちなみに、この可変リトリーブは今まで
バス、アジ、メバル、シーバス、イワナ
海、川、湖どこでも効いた、ものすごいメソッドです。

食わせの間を自分で作るんですね。
本当にすごいので、騙されたと思ってやってみてくださいませ。


・シングルスイッシャーはボイル打ちが似合う
・ボイル打ちからのサイズ&シルエットの話
はまた次回

明日はカラーリングに戻ります。
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シングルスイッシャー使用例 数日前のシングルスイッシャーの説明を軽く復習してもらって、今日は実例ほ含めたポムとQpの話へ。

シングルスイッシャーは特殊性が無い代わりに非常に対応力があり、潰しの効くルアーだという事を述べたのですが、それは色々なところで実感しました。

・流れのある川の釣り。
・クリアウォーターでの釣り。
・マッディーウォーターのアシ際のでの釣り。
・リザ-バーの釣り。


ちょっとバスから離れますが、まずは一つの釣行例をもとに、ポムとQpのコンセプトの違いなどを話して行こうと思います。

<流れのある川の釣り>

それは北海道へイトウ釣りに出かけた時の事でした。
もっていけるルアーも少なく、その頃はまだ渓流の釣りもしていなかった僕は、分けも分からず、当時出していた全てのルアーを2~3コずつと、テスト中のルアーを少しもって行く事に。
そして、その中で役に立ったのがポムシリーズとめめず、そして東所沢でした。
得に、ポムシリーズはポム、Qp共に魚をキャッチし、それ以外にもバイトをもらう等、かなり活躍しました。

当初、バス感覚で考えていた僕は、海馬に絶対の自身をもっており、まずはその力をここでも再確認するつもりでした。
しかし、実際の釣りでは、流れのある川を釣り上がりながら、上流に向けてルアーを投げて行くスタイル。
海馬の可能性は感じつつも、しっくり来させる事が出来ない。

そこで、ガイドの大学生二人のまねをして(二人は、流れの中できっちり首を振るペンシル等を基準にルアーローテーションをしていました。)首ふり系に。
流れの中で上手く首を振らせるという事で、クルクル首を振らせる事のできるQpをチョイス。
流れにのせて動かしているルアーが、アウトベンドの木の前を通った瞬間、水面が割れてイトウがバイトしてきました。

流れの中でかけた魚は引きが強く、竿を落としそうになりながらも、フォローしてもらって何とかキャッチ。
うっひょー、イトウ最高ー。と言ったかは憶えていませんが、めちゃくちゃ嬉しかった1本でした。
そうか、こう言った流れの中から魚がでてくるのか、そう思いつつ釣り上がる事に。
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<初イトウは流れの中Qpのテスト中のレッドヘッドでした。>

次に魚をかけたのは、めめずでした。川の少し弛んだたまりの奥に投げて連続の首ふりで、自分にだいぶ近付いてきたところでどばんと水面が割れました。

その次の東所沢のバイトは物凄かったのですが、キャッチ寸前で針とヒートンを繋いでいたケブラーの糸が切れてさようなら。
バーブレスなので上手く外れてくれるといいのですが、はじめの魚より確実にでかい魚だったので、かなり興奮しました。

どうもその日は当たりの日だったようで、上手くバイトを拾えましたが、午後から翌日の昼過ぎまで何の音沙汰も無く、やはり簡単な釣りでは無いんだと言う感じました。
 次にバイトがでたのは2日目の午後。少し流れのゆるめの所を今度はポムをドリフト気味に流しながら首を振らせ、水面が割れました。
すこし空いた後の魚だっただけに、とても嬉しかったのを憶えています。
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<ポムで釣ったのは木が倒れて流れが緩んだごみだまりの前。もぐらデスという水色ベースのカラーでした。>

 その釣行では、他にもバイトはあった物の、キャッチ出来たのはその3匹。まあ、彼等いわく坊主の日もザラにあるので、かなりの良いできだったそうで。
そんな昔話を釣りとして、再分析出来る様になったのは数年後、渓流釣りをするようになってからでした。


5フィートちょいの短いスピニングロッドを器用に使い、小さなミノーを流れにのせてトゥイッチさせたり、流れをきってトゥイッチさせたり。
そうして魚のでてくる場所の情報を自分の中に集めて行く中で、ふと、イトウの釣りを思い出しました。

マス類であるイトウもあんな大きな身体をしつつも、全く同じような習性で同じような条件で出てきていたと。
渓流をしている人間なら当たり前に投げるコースも、イトウ釣りの時はそんな事分かりません。
見よう見まねと、何かしらの勘で巡り当てた魚は、出るべくして出たのだと、時を数年へて分かりました。


そんなイトウ釣りの出来事と、その後の渓流釣りから解った、流れの中で魚を釣る方法の様なものを書いたのですが、僕が行くバスの釣り場では、ここまで全体的に流れている事はそこまでは無いのです。
でも、そこそこの流れでもやはり魚は流れのルールに乗っ取ってえさを食べている感じがします。

で、そういった川の中で釣りをする時に、自分より上流に投げて流しながら釣りをする場合は、ウェイトの効いたQpが役に立ちます。
慣れればポムでも何とかなるのですが、やっぱりQpの方が楽です。
尻側にしっかりウェイトが効いているので、ルアー自体流されていても、お尻を始点に首を振らす事が出来る。
ポムはどちらかと言うと体全体で動きをとるので、どちらかというと、緩い流れから止水を少し左右にゆとりを持って降りながら釣るのが気分ですかね。
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<左がQp、右がポム>
(わずかだけどQpのお尻が沈んでいるのが解るでしょうか。
ほんの少しだけど、斜め浮きと水平浮きの感じも見て取れます。
微妙な差だけど、使う側にとっては大きな差になるのです。)

ミノーを例に挙げて話すと、ポムはフローティングミノー的、Qpはシンキングミノー的な気がします。
渓流などでも、シンキングミノーは流れに強いのですが、それはルアー内の重心の分配によってそのルアー自体の動きに「おきあがりこぼし」的な戻る、もしくは止まる要素を生み出している。
それに比べて、フローティングミノーは、何処か水に押されたりしながらも、ぎりぎりのバランスをとりつつ揺れていると言うか、影響されている感じ。


てなかんじで、何か一つでもピンとくれば良いと思って、色々書いてみました。


まとめると、ポムは限りなくペンシルに近いシングルスイッシャーであり、それはノーウェイトの水平浮きボディーに小さいペラという、惰性を生みやすい設定だから。
トントーン、と指先に重さを感じながら小気味良い首振りと、少し惰性の付く伸びを楽しむルアーです。

それに比べ、Qpは従来のシングルスイッシャーに近いものだと思います。ボディーの後方にウェイトを効かせているので、頭ではなく、ややのど元に水を受ける感じになる。
そうする事でキレのある動きの後に惰性が出難い水のからみをする。
目のくぼみも水受けになっているので、ブレーキの役割を少しばかりは手助けしている感じになります。
くるくる動いてぴたりと止まる。
瞬間のきつい首振り、水のあてにも強いので、ぎゅ、ぎゅ、ぎゅと出来るだけ点で仕事して、止めてと冬の釣りにも良いと思います。


今回は流れでの釣りを元にQpとポムの比較をしてみました。
明日に続きます。
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9/9分の最後に書き忘れた、ふぐの四方山話少し追加。
機能的な話ではありません。

今日はこのルアー
ベビーバット&シャークマスクについて
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<明バック>
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<暗バック(初めて、ルアーの方が色が暗いですね。)>

今回はベイビーバット(ゲイラカイト黒)この色はもろにモチーフがあって、
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<これなんですが>
はじめは、カラスという名のパターンがあって、まだ本生産ではお目見えしていなくて、去年のバサーオールスタークラッシックでやったんですが、ボディーの何処かにカラスよけのバルーンの絵が描いてあるんです。
機能的な話でいうと、すごく大きなストライクドットであり、大きな目ともとれる。
そんなギミックの入った色です。
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Qpの色決めでカラスを入れようと、思っていたのですが、カラスのマークは割とおなかよりに入れる感じなので、目の周りのへこみと喧嘩するんです。
でもとりあえずいつも通り、色決め表に色鉛筆で描いて行くんです。
ぱぱぱと数色カラスを描いて、あっと思ったんです。
これ、ゲイラに似てると。
僕はゲイラのデザインってすごいものだと思っていて、あのイメージは脳にへばりついているんです。
じゃあ、今回はカラスでなくてゲイラで行こうとなった訳です。

そんな訳で、カラスほど、強烈な点の出し方ではないですが、ゲイラの目はストライクドットの意味があるんです。黒いボディーの中にぎょろりと浮かび水中をにらむ目です。

(ビームスのポムは戦闘機)
ただ、ビームスの方はポムだったので、目のくぼみがありません。
目に特徴があったQpだからゲイラになった訳で、それなら逆に口に特徴を持たせようと、ポムの方は戦闘機に描かれているシャークマスクという、サメの口をイメージしたギザギザの歯を入れた訳です。
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<明バック モノクロ>
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<暗バック モノクロ>

ちなみに、世の中で黒のルアーというのは割と好みが分かれる気がするのですが、モノクロの写真を見てもらえると解るように、明バックでは非常にはっきりと姿を現します。
ちょっと見え過ぎなくらい。それに比べて、暗バックだと馴染むんですよね。

一つ言いたいのは、黒と言うとシルエットがはっきり出る色だよ、と本等に書いてある場合であってもバックが暗い場合はそれが当てはまらないという事です。
これに関しては、ラバージグを引き合いに出すと解りやすいのですが、ラバージグは色々な使い方が出来るんですが、割とバックが暗い事が多いんです。アシ際に落とす時も、フォール中に背中にアシの壁がある。
ボトムに落ちて誘う時も、ボトムが泥だったりした場合にくらいですよね。
そういった意味で、ラバージグに暗い色が多いのはナチュラルだからと言えるのではないでしょうか?
逆に、プロの古沢勝利さんがよく行われている技に、ラバージグ+ポークの水面直下高速引きというのがあるんですが、この時古沢さんは白いポークを紹介していました。それは、やはり背景が明るいからなのかなと、推測する訳です。
で、それだと、トップは黒要らないんじゃないかとなるんですが、ラーバージグにも白やチャートがあるように、トップにもダークトーンは必要なのです。

時にシルエットが見えすぎると思われる黒、これが強烈に威力を発揮するのは、魚の視界が悪くなった時や、見え難い時です。

<例>
・雨が降って水面が荒れる。(風も同様)
・急に水が濁る
・水面近くまでウィードがあったりアシの中を通して来る、そんな縦の障害物が長く続いて見通しが利きづらい環境。
・ボイルの時など、ルアーを速く動かすとき。

こういった時に、バスはルアーを見難くなると思うのですが、その中で威力を破棄するのが黒や、ダークトーンなのです。
既に説明した、宇宙タナゴは、割とシルエットを見せない使い方で効果を発揮する。
その逆で、黒やダークトーン系のルアーは見える事を頭に置いて、魚が見えづらい環境下で攻める時に使うルアーだと思います。

後、もう一つ例としてナイトゲームには黒が良い、というのも光量が落ちた中でシルエットを見せる事が出来るからという理由です。でも気をつけないと行けないのは、超クリアウォーターでのナイトゲームでは、魚は案外目を使っているようで、夜なのにナチュラルカラーの方が良い事もありました。ケースバイケースで、水の色や、背景、さなかの目線になって、どこまで見せるのかがこの手の色を効かせる肝だと思います。

他にも、小さいシルエットのものは黒ありだと思うんですけど、一つは小さいのでシルエットがはっきり出ても、脅威に感じないのではないかと。
もう一つは、昆虫を意識している時に、マッチザベイトになるからではないかと推測します。昆虫のシルエットは結構暗そうですから。
最近そこまで小さいルアーを使わないので、どうしても推測の粋になってしまうのですが、そんな気がしますということで。
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<ポムとQp顔比べ>

ゲイラの説明は、ベースカラーが真っ黒なので限りなく黒色の説明になりました。黒という色は、確かに魚とかに比べると自然な色ではないので、ナチュラルな感じはしないかと思います。でも、僕のボックスには必ず入れる色です。各ルアーを2個ずつしか選べない時は、明るい系の色と、黒か青を入れます。大きな目で見て、黄色は白の役割を果たせても、黒や青の役割は果たせません。そういった意味で、腹面がダークトーンのこの手のルアーは、状況が解らずに釣りに行く時には、必要な色だと思います。

これ以外にも黒色の話が少しあるので、それは色別の時に少し追加で話します。
・例えばハンクルの泉さんは黒色のバスベイトを多用するとか。
・黒いルアーを使うとこんな風に見えているんじゃないかと言う例とか
そんな事。

という訳で、なかなか人気のない黒のルアーですが時に絶大な効果を発揮しますので、余裕があればタックルボックスに忍ばせて、色々試してみてください。

今回は以上です。
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ルアー写真、明バック暗バック+そのモノクロをデフォルトにしました。
今日はプラムフィッシュの写真差し替え。
とても面白い発見と、狙いがはっきりと見て取れました。
今日も小さな感動をしました。
8/27の最後に補足を入れましたので、ご覧下さい。


かんばんふぐ

今回もいつもどおり、背景置き換えの写真よりスタート。
背景の違いで、どこが強調されて、どこが馴染むのか?
薄目でご覧下さい。
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<明バック>
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<暗バック>

ふぐね、いつからだろ忘れたけど、結構前から目を付けていたんです。なぜかって、ふぐの模様あれどー見てもルアーにしか見えないんだもん。
僕の中で一時期ルアーの色としての必要な要素をまとめあげた、完璧なカラーと言うのを作ろうと色々模索した時期があるんです。
ルアーと、魚、カエル、虫など水生植物を色々調べ、比べ、こう言った要素が好きなんじゃないかとか。
より魚的な目線で、より鳥的な目線で物を見て行こうとお勉強したんです。
こう言った話をある人にした時に、その物の味方はインディアンに繋がるんじゃないかという、面白い課題をもらった事もあります。
そして、この時の勉強は今に至るルアーの配色や味付けに大いに役立っています。

で、今回のふぐなんですが、まずポイントとして黒い大きな点があると言う事。
それと、上下の明暗差ですね。ルアーとしての大きな要素はその二つです。
ルアーっぽいと言う事は、昨日書いたコパザリの反対で、とても責めの要素が強いと言う事です。

黒い大きな点は、ストライクマークの要素。
かんばんふぐは目のまわりの黒い面積と、お腹の大きな点がそれにあたるのではないかと。
まあ、他にも測線に並んで小さな点がぽつぽつ並ぶのですが。
こういった点の要素はルアーとしても動きを見やすくなるのと同時に、魚からは攻撃すべき場所として
認識するのではないかと。
なんていうか、ちらちらちらと点が動く事で、イライライラとスイッチが入る的な。

それから、上下の明暗分け。
分かれ目にブルーのラインが入ったり、ドットが並んでいたりと少しちらつかせる要素はあるんですが、大きな見方(明暗を見るための薄目をここで使ってみよう)をした場合の明暗差は今回一番です。
なんたって、腹は白、背は黒、中間色が無いみたいな。
Qpもポムも首を降らす時に必ずロールの要素が入ってくるんですが、その時の明暗のスイッチが強いですよね。例えるならクロキン的な強さがあると思う。クロキンは光らせてとばしておいての背の黒が効くんですが
ふぐはお腹の白の面積で、それを行なっている感じです。
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<明バック モノクロ>
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<暗バック モノクロ>

でね、今回もう一つ、思わぬ発見をする事が出来たんですが、この色、今回の9色の中で最も強いアピール色の一つだと思うんです。先ほども書いたとおり、明暗の要素では一番でしょう。
で、前回のコパザリと比べて、自然(ナチュラル)じゃ無いという事になるんですが、ルアーはそれでいいんです。なじませる必要もあれば、目立たせる必要もあります。
でも自然界でこれは目立ち過ぎだろうと。実際のふぐも、割と目立つと思うんです。なんでだろう、自然界で目立つ事のメリットはあまり無いはずなのに、と思った時点で気付いたんですが、これって毒のある生き物の要素なんですかね。
カエルでは、毒ガエル系はみなハデハデしい色をしてるんですよね。黄色に黒の模様とか、黒ベースだけど、明るい色がちりばめられているとか、目立つんです。これは、自分が毒のある生き物だと憶えてもらうために、例え仲間が食われても無駄な犠牲では無く、次に仲間が食べられないためなんですよね。
やっぱりふぐもそれなんじゃ無いかな。

そんな事調べれば分かる事なんですけど、色々不思議な事を考えて行くうちに、そこにたどり着いたというのが大きくて。こんな時、結構感動するんですよ。マジで。

きっとルアーの釣りの中にも沢山のまだわかっていない、要素が残っていて釣れるルアーには必ずその要素の何かが組み込まれていると思います。色に関しても同じくです。僕はそのまだ見えない何かを見つけたいんです。釣りをして、釣り具を作って、釣り仲間と一緒に勉強して、自分の実感と実体験でそれを感じて、感動したい。

色々な検証や、状況にあわせて楽しむために、少しでも可能性が欲しいんです。
「痴虫はなぜ毎回、沢山色を塗るのか」の理由はそこにあるんです、その色が無いと検証出来ない。
無駄な色なんて一つも無い。

今回はそんなところで。
次色に続きます。


<補足>
・あ、そうそう、この看板の魚は大阪では有名な「づぼらや」の看板です。
もっと知ってる人が多いと思ったんですが、以外と無名というか、全国区ではなかったんですね。
・明日より一つずつ過去のルアーの写真も、明バックと暗バック、モノクロを全部入れて行きます。
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<Qpとポムの顔比べ、出っ歯と唇>

<四方山話 9/10追加>

このカラーの着想点は数日前に書いたイトウ釣行のこと。釣りから帰る道中、とある湖に立ち寄りました。
そこもイトウで有名な場所で、休憩所兼トイレの横にあった看板に、その湖にすむ数種類の魚の絵が描かれており、各魚の横には必ず名前が書かれていました。専門科が描いた訳では無いので、絵だけ見てもなかなか分かりづらい。と同時に、日本の魚って案外特徴の無いのが多いのかもなあとも思った訳で。しかし、僕はそこに描かれたイトウの絵をたいそう気に入ってしまい、写真に納めてかえったのです。
後日、無料無償でがんばってガイドを勤めてくれた二人にお礼をしようと考えていた時に、ふと思い付いたのがこの看板に描かれたイトウでした。「あのイトウをルアーにしよう。」ブランクは、その釣行で3人中2人が魚を釣り上げた「めめず」(もう1人もバイトあり)。
普段も色々な生き物を題材に、自分でルアーの色に変換しますが、今回は他人が一度変換した魚を描くという行為。なんだか不思議な気持ちでした。なんというか、自分とは押さえ所が違う。逆にいうと、その人の押さえ方を再現する事で感じる事が出来ました。
この経験が面白く、他人の描いた看板をチェックするようになりました。

ちなみに上で使っている「押さえる」という言葉は、「つぼを押さえる」とかと同じ使い方で、その魚の特徴の掴み方みたいな意味でつかってます(分かるか…)。
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~新しい発見を形に~

恒例の、背景差し替えの写真2枚からスタート!!
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<明るいバック>
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<暗いバック>

コパザリに乗せた思い(性能)は二つ。
●コパー特有の、塗装では再現し難い光。
●メリハリを弱め、あえてぼんやりさせた明暗設定。

コパザリはルアーとしての明度を明るい~中間あたりに設定しています。
もっと明るいのはチャートとか白
同じくらいなのが黄色とか、水色(パステル系)
もう少し暗いのがオレンジ、赤、青
最後に黒
となる訳ですが、これは全体的な印象で、出来るだけ中間の役割果たさせようと色決めをしました。

あ、ちなみに明度って言うのは色の明るい暗いの話で、モノクロ写真にした時の感じ。
例えば、赤色と緑色は色は全然違いますが、モノクロにすると解りづらいでしょ。
明度が似ているんです。
ルアーを買う時に瞬時に明暗を見たい時は、薄目で見ると何となく感じがつかめます。
明暗の話は、個別の色説明の後に、Qpを題材にやってみますね。
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<コパザリをモノクロにするとこんな感じ。>

で、コパザリの明度設定はそんな感じで、おなかと背中の明度の差もあえてつけないようにしました。
コパザリの印象がどこか冴えない感じなのは、ルアーの中の明暗の幅が少ない事が一つの原因だと思います。
後は色の種類も、オレンジよりに出来るだけ統一している点。
背中、目、おなか(ルアーでは口の部分)に指し色を少し入れているだけですからね。
ちなみに、おなかの青い点は、ルアーの要素として変化を与えるためなんだけど、エビの卵が青いのをイメージして吹いてるんです。
コパザリはメスで抱卵している状態なんですね。

と、個人的な思いの話は置いておいて、コパザリの印象です。
つまり、コパザリはあえて明暗の変化も色の変化も大げさに付けない中で色を選んで塗っている訳です。
強くさせる方向とは逆に、出来るだけナチュラルに。
最近気にしている「嫌われにくい」様に仕上げたのがこの色なんです。
あえて、冴えない色に塗ってるんです。

しかし、このあえて冴えない色にするの、結構大事だと思っていて、ルアーとして攻めるならメリハリの利いた色をチョイスする。でも、それは諸刃の剣である事を頭に入れておいてほしいんです。

パワーフィッシングが、はまれば強いでもすれやすい、というのと同じように
やや地味にせめるやり方だと、釣れ続く、すれ難い。
そんなのが、ルアーの色にもあると思うんです。

ちょうど、最近KTWの塚本さんのブログ(9/5 フェイバリット)でルートビアの話をされていましたが、あの色、結構冴えない色だと思うんです。塚本さんと、ルートビア愛好家の皆さんすいません。でも、どこでも迷った時に選ばれるのは、嫌われ難い色でもあるからなんじゃないかと、勝手に推測する訳です。塚本さんは、僕にとっても先生のような人で、ちょっとした疑問をぶつけては、携帯が汗でびしょびしょになるまで話したりしてます。

と、ここまではお題の明暗の方ばかり話しましたね。
もう一つのコパーの光。
これは、ちょっと推測の世界なんですが、まず一つ。
コパーの光って、なんだかものすごく気になるんです。
光の色で言うと、オレンジの光だと思うんですが。
なんていうか、肉っぽい光?
とにかく、色っぽいなーなんて思っていてなかなか形に出来なかったんですが、今回初めてしっかりとコパーを見せられる色を作れました。
で、オレンジの光、これは肌色とか、少し赤みのかかったボーン系の色の延長と考えていて、光るボーンみたいな部分もイメージの中にありました。ボーンにしては少し色がこゆいですけどね。
色の方向性として、同じ系統に入るんじゃないかなーと。
参考までに。
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<机の前のコパザリ、他のルアーと比べて少し明るく見えるのは、
背中に少し蛍光の塗料を使っているせいだと思います。>

主要な話はそんな感じです。
つまりコパザリは、全体の中で案外つぶしの効く色ではないかと。
ぱっと見冴えないし、コパーって見慣れない色だけどそんな感じで、オールマイティー組として使ってください。
何となく、光量が弱い時に効きそうな感じはありますが、そこまでの絞り込みはこれからという事で。

今回は以上です。


<忘れないように追記>
・ソリッドカラーも嫌われない系の色(ルアーの中の色調変化としての話)。
背景を絡めた嫌われない話もいずれか行う事。
ちなみに明るい~中間色の嫌われ難いカラーが一番つぶしが効くんじゃないかなと。
・ヘッド系のカラー(レッドヘッドとか)も実は嫌われないのでは…色分けははっきりしているけど、あれは方向性を出すための色の入れ方だと思う。あと、小魚の陰影からのイミテート。
・トップの色の考え方はクランクとの共有が可能かと(レンジ、背景色による)、逆に言うとクランクの研究はトップの色の研究となる、きゃ、言っちゃった。
・塚本さんのルートビアの背中の色話。グリパンが背中に乗っているイメージで読むと面白い気がする。というか、グリパンの色を思い出しました。光の量で色の変化が起きる点について(今度聞いてみよう)。
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シングルスイッシャー好きのよろこび

ご無沙汰しておりました。
無事痴虫ボックスも始まり、まだばたばたしていたりしていますが、パソコンには向かえるようになりました。
さてさて、続々、シングルスイッシャーの話

前回前々回で、いろいろなルアーの中のシングルスイッシャーの位置が解っていただけたかと思います。
同じスイッシャーでもダブルスイッシャーはノイジー等とリンクした音の要素があり、シングルスイッシャーはどちらかと言うとペンシルとリンクした動きの要素のあるルアーです。

で、とある釣りウマの方と話をしていて
前回の最後に書いた
「シングルスイッシャーは足かせのついたペンシルである。」
という話になったのですが、これ勘違いしないよう始めに補足を。

その人がこう言いました。
「僕にとっては『シングルスイッシャーはペンシルより器用なやつ』だと思うんだが」と。

そう、それは僕がこれからしようとしていた話と関係していまして、前述の言葉はまさしく、ルアーの物理的な動きについて指したものであり、後述の方の話は、シングルスイッシャーの持つルアーの要素の多さ、幅の広さをとって話した言葉です。
つまり、シングルスイッシャーってかなり色々出来るよと、いろいろ引き出せるよとそういう訳です。
さすが市原のカリスマ、スタンダードなルアーの話をするとなげえ!!い、いや、すげえ!!でした。
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<数年前の事ですが、この旅も僕を釣りのより深い所に連れて行ってくれた経験でした。僕の初渓流魚はイトウ!!
一緒に言った若人達、道具をフォローしてくれた若人達よ、愛してるぜ!!>

という訳で、ここからいよいよシングルスイッシャーとペンシルの比較になります。

ペンシルもザラの様にウェイトを効かせて、器用にさせたものと(多分日本人がそこを特化させたと思われる)伸び足の長い、スライド系のもの種類分け出来ます。
どちらにせよ、基本動作は首振りと、それの間合いによる誘いだと思います。
その他、ダイブ、水面はや引き等もありますが。

そして、シングルスイッシャーも基本動作はペンシルと同じく首振りと、間合い。そこにプロペラの要素の音、スプラッシュ、フラッシングと音と光の要素が入ってくるんです。

僕が思うに、ペンシルを好きな人は、動き系のルアーの間で魚を誘うのが好きな人。特にペンシルは何もついていない分、己の腕を実感出来たり、充実感がでかかったりするんだと思います。思いますっていうか僕はそう。やっぱり、なにもついていないルアーで釣った時は今でも素直に嬉しいです。

シングルスイッシャーは何もついていないペンシルまでは行かないものの。それに準ずる「してやった感」を味わえるものだと思っています。しかも、ペンシルでは不安な部分を、プロペラによって少しフォローしてくれる。
少し気を楽にしながら、動き系のシンプルなルアーの喜びも味わえると言う、非常に今の時代にあったルアーだと思うのです。


それから、後にQpとポムの使用例の時に書きますが、僕が初めてイトウを釣ったルアーがQpでした。
その次がポム、そしてヒガトコ(針がもげてばらしましたが…)、めめず。

その時は渓流をしていなかったので今になると解る事も多いのですが、一つ言える事は、シングルスイッシャーは嫌われ難いルアーなのかもしれない、という事です。
まだこれは直感の部分が多いのですが、多分シングルスイッシャーは魚の種類によって好き嫌いが出にくいルアーなんじゃないかと感じています。感じている、今はそのレベルでしか経験出来ていませんが、嫌われないからどこでも使える。1激必殺とか、派手ではないけれど、そばに置いておきたい信頼出来る奴。

海の釣りでもトップの基本は、ペンシルとポッパー。
それに最近はミロの海バージョンのダブルスイッシャーも見るようになりましたが、僕は案外シングルスイッシャーも良いんじゃないかと思っています。

ペンシル、ポッパー、シングルスイッシャー、僕が思う嫌われ難そうなルアーです。
ダーターもシルエットの作り方で、案外行けそう。
ちなみに「この嫌われ難い」という考え方、後に色の話の方でも出て来る、ちょっと気にしているキーワードです。潰しがきく、と同じような部分もあります。
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<ニンニクとショウガのチューブがでかい…>

まあ、その話は置いておいて、ペンシルとシングルスイッシャーの整理をしましょう。
ボディー+αとしてプロペラが付いているシングルスイッシャーは、その構造の通り、動き+α(音、光、水流)などおまけがついて来る。その事で、安心して動きを楽しみながらも攻める事の出来るルアーだと思います。
素材が良い、基本の味付けが良いのが料理では大事な事ですが、マヨネーズとかわさび、辛くないラー油、そういったもの要りますよね。ラーメンだとニンニクは必須。シングルスイッシャーのプロペラってそういうものだと思います。

最後に、首振りと言えばペンシルというのがトップの世界でよく言われて来た事で、一時期は反抗心を持ちましたが、今は僕も確かにそうだと思います。
でも一方で、時代にあった見方として、釣果を考えると首振りや、動き系のルアーを覚えるならシングルスイッシャーというのも手だと思います。

そういった訳で、これらの理由をひっくるめて僕はシングルスイッシャー大好きなんです。
大好きと言うか、潰しがきくから、とりあえず持って行くし、投げます。充実感もあります。
気づけば信用出来る奴になっていたという感じです。

今日は久々で長くなってしまいましたね。
雑誌の記事と違って、文章の量を決めたり、整理するという規制が少ないのが面白いかと思っています。
だから自分のノートに近いものなんです。
長い日は、時間をかけてゆっくり読んでください。

本日は以上です。
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