カテゴリ:ルアー 色( 15 )

前回からえらく空いてしまって申し訳ありません。
後1色を残して説明が止まるという…。
ほんとごめんなさい。

色解説4色目はメダリオンヘラクレス

まず始めにメダリオンのネタが1つ。
それは、初バスゲットのルアーがこれだったという事。
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雨の日のダム湖、濁りが入っている事に気がつき色を変えてすぐのバイト。
まあ、場所も良かったんだけど(笑)。

その日の事はスポニチコラムに書いているのでそちらも伏せてチェック宜しく。

さて、このメダリオンヘラクレスという色。
狙いはズバリシルエット。
そう、限りなく黒に近い茶色で、まあ僕は黒と認識してこの色をレパートリーに入れた訳。
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モノクロにしても変わらないのだが
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まあ、こんな感じ。

モノクロにして変わらないというのは、このカラーが彩度のある“色:color”の要素を武器にするというより、白黒になった時の明暗の差を武器にするべく作った色だから。
変わらなくて至極当たり前である。

さてさて、本当いつも通り恒例の、薄目写真チェック。
ホワイトバック(=空が明るい時に下から見上げたイメージ)では、お腹の黒と背景の差で、しっかりシルエットが出ている。
逆に背景が黒ではかなり馴染むと言うか、とけ込んでしまう。
そのかわり、今度は背中の白がとても目立ってくる。
このルアーが、くるくるとロールした際この背中の白がとてもチラチラ目立つ事になると。

という訳で、このルアーに自分が求めた要素は(先ほども書いた通り)シルエットによる強さなわけだ。


さて、ここからは黒色のルアーの話になるのだが、最近お店の人と話をしたりするに、どうも黒色のルアーは不人気だと聞く。
僕の中でこれに関する結論は出ていて、こうじゃないかという理由は何となくだけど持ってる。
でも、あまりそれを解いてどうだこうだと言っても、それは楽しい話ではないので置いといて、僕が愛する黒色の具体的な使用ポイントを書いておこう。


黒色
僕自身はルアーによって、もしくはシュチュエーションによって絶対の自信と信頼を持っている色。
だけど、先ほども書いた通り世間では人気が解れ、確かに塗っているメーカーも少ない。

<僕が黒を使うタイミング>
●雨が降って水面が荒れたとき
●風が吹いて水面が荒れたとき
●水が濁っているとき
こういった時は黒の出番である。

黒はそのシルエットの強さ故に、サイズのデカいルアーの時は目立ちすぎる傾向が見られる。
なので、ルアーの背景が荒れて普通のカラーでは見にくくなった時、濁って黒の強さが弱まり、逆にちょうどいい強さになる時、それが黒の出番である。

という事は、例えば大きな滝壺や、流れで水面がよれている場所などは、天候に関係なく黒色を使っても、強くなりすぎないので大丈夫。
初めの写真の2012初バスは、雨の濁りもあったが、滝壺の下で泡にまみれながら引いて来た時に食った魚である、ほかの色では弱すぎて気づいてもらえたか不安なくらいの所だった。


次に、環境の条件ではなく、ルアーの条件で黒を選ぶ事がある。
それはシルエットが小さく、少し頼りないルアーを使う時。

シルエット小さめ、細めのルアーはいくら色を強くしても、全体的に弱っちいので魚がビビらない。
なので、逆に小さめ細めは強い色をどんどん試すべきである。

小さい海馬75、55、海馬free90などは黒を基調にしたカラーで結構釣果を出している。

この2つが僕が黒を使う時に気にしている事であり、黒は僕にとって無くてはならない色、変わりのない色の1つである。
なので、うちのルアーでは黒、もしくはダークカラーのルアーは用途によって必ず塗られているのである。


さてさて、というわけで今回もしっかりと企業秘密を書き出した。
後は皆さんがこの話を覚えていて、是非フィールドで役立ててくれればと思う。


次回はカブメスの続きではなく、紫外線反応をするカラーに付いて、書こうと思うのでお楽しみに。
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色解説3色目は迷いアユ

この色は珍しく練習した。
練習と言うか、ベースのカラーが色々な意味で初めてだったので、欲しい色になるか塗る前に見たかった。
気づけば練習塗りを含め同じコンセプトで派生カラーを数色塗るに至った。
そして今回のカブメスの迷いアユである。

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僕の中での肝は
●ぼんやり赤く光るボディ
●嫌われない範疇でのアピール

狙い所はあるが、それを主張しすぎない。
よって、かなりオールマイティーというかつぶしの効く色になっていると思う。

その辺りを、いつものモノクロ調査を含めて確認してみよう。
まずはカラーの背景差し替えから。
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そしてモノクロ
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これに関しては、やはりというか想像通り。
ただ、モノクロにしても、思った以上にヌメッとしているのが印象的だった。
いわゆる銀と言われる様な光り物の塗料は使っていないにもかかわらず、わりと光っている。
それと、モノクロの白バックを薄目で見て思ったのだが、ルアーが結構暗く見える。カラーの白バックだとそんなに気にかからなかったのだが、モノクロだとこの色が明るめの中間色である事が解る。


本来魚というのは決して目立ちたくは無いはずである。
なぜなら、目立つ=見つかる→狙われてしまう。
出来るだけ馴染みたい。
その切なる願いが色々な魚の色を作っているのだろう。
しかし、馴染むためのあのボディーのキラメキは時に目立ってしまうと思うのだが…。

このルアーのボディーの色は(あくまで僕なりにではあるが)ギラッと光らずに、なんとか馴染もうとした、そんな色である。
まあ、魚や鳥ではないので『人間どもは馴染んでると思いがちでしょうが、実はこれが自然界では結構目立ちまして…(川鵜談)』
なんて事になっているかもしれないが、あくまで自分目線で馴染んでいるんじゃないかと。

で、ボディーはそんな感じで馴染ませる方向で色作りをした。
しかし、それ以外の所々では、ちょっとアクセント的なルアーの要素も入っている。

フィールドで水に浮かべると思った以上に目立つのが、肩に敷いたチャート。
上からパールを載せているので、ルアーだけ見ているとそこが目立つ事はないが、それがちょっと薄暗いハングの下などで泳がせると、何ともいい具合に目に入って来る。

それと、このルアーの特徴の全体的にぼやっと赤い光。
これは、僕がとても信用している釣り人の話で、アユが赤く光る時があると言う。
どうも、素では信じられないのだが、その人自体は限りなく信用出来る。
という訳で、思いきってそれを鵜呑みにしてしまってベースカラーに用いた。
これも、ルアーをゆらゆら動かすと、感じる事が出来ると思う。

あくまで基本的な色でありながら、所々思いを含ませる。
2011年の色のテーマの「7割主義というか、良い意味で中間的な色作り」を最も上手く形に出来た色の一つであり、我ながらお気に入りの色である。
後は、フィールドで思う存分使って、各自ここが良かったんじゃないか?
とか、この時間になると背中が奇麗なんだよな。
とかいっぱい感じて楽しんでほしい。

そんな事をしているうちにいつか魚が釣れてくるであろう。
魚はこいつの事は嫌いではないはずだから。
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色解説2色目は夕焼けシャッド。

さて、夕焼けシャッドなるこの色、いつも通りの写真から。
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あーきれい
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いつも思うのだが、この色説明、この写真&モノクロ写真が重要な内容の半分位を締めていると思われる。

そして、実は自分でもドキドキするモノクロモード。
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モノクロでもいい感じ
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やっぱ面白い。

度々言うが、この写真を見る時は、時々薄目で見る事。
そして、そのぼんやりとした視界の中から、何となくの印象を持つ事。
を意識してみてほしい。

何となくの印象というのは、案外明るいなあとか、やっぱり背中は暗い背景に馴染むなあとか。
今回僕自身が感じた事は、モノクロになるとかなりオーソドックスなカラーリングなんだなーという事。
モノクロ写真だけを見た人はこれが、テネシーシャッドや、黒銀、黒金と言っても気が付かないだろう。
そういった意味でも、このルアーがシャッドの部類である事が解る。



で、実際この色はどんなイメージがあって塗ったのか?

●チャートベースのルアーが欲しかったという事。
●強い明滅の変化を入れるという事。

チャートベースというのは、僕自身のコンフィデンスカラー(自信を持っている色)。
まず始めに白系ベース(アイボリーとかパールホワイト)かチャートベースを投げる。
どちらもモノクロにすると明るい目の色で、外し難い色と思っている。

そして、チャートはなんというか、派手な感じもするし水に馴染む感じもする。
特に緑系の水の色の時は自然とチャートを手にしている。

少し味付けは変えてしまっているが、元はクランクベイトの色。
どきっとしたのはそのルアーの肩の色だった。

肩の色と言えば、僕が塚本さんに出会って初めて話をした時の話。
クリークチャブのレインボーカラーのザムザの調子が良くて、何故このカラーが釣れるのか?という質問に
「肩を一瞬光らせて、背中に暗い色を持って来ると、そのフラッシングの効果で背中の色がより強く見える」
と教えていただいた。
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これがその質問をする事になったルアー。

この話からレインボーブームが訪れ、何度もこのルールに乗っ取って塗り、気づけば僕の骨身になった色の一つとなった。
元になったクランクは、その肩の光らせ方がとても良かった。
それをいつか使おうと脳に留めておいたのが、今回花開いたという訳。

説明が先に来てしまったが、この肩の効果でもう一つの特徴の“強い明滅の変化”が生み出されているのである。
チャート、蛍光オレンジから一度ブルーパールで肩を光らせて、背中のパープルを見せる。
そのパパパッという変化で、ルアーの印象を強くする。


他に、黄色系のルアーは朝夕に良いという話があるのだが、それは人から聞いた話なので、僕がここで広げる事ではないだろう。
ただ、それを話している人達はとても信じられる人達なので、そのこと自体は心に留めておいて損は無い。

長くなってしまったが、水に浮かべて黄色系良さそうと思えたら、この色の出番である。
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さてさて、名古屋のイベントを挟み少し間が空きましたが、今回よりカブメスの色の話です。
前回はスプーンがいかに光を使う事を考えて作られたルアーか、という事について書きました。
まあ、光以外にも腹で水を押したりする要素も重要なのかもしれませんが、僕がいいなーと思ったのは背中の反射によるアピールだったという事です。


その流れから今回はその思いをプラグに落とし込んだ「Spooon」カラーについて。

まずはいつものバック色違い写真から。

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明るい背景

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暗い背景

Spooonは左右で色のあたりが違うので今回は3方向からの並びにしてみたんだけど、それでもなんか解りづらい…。

色の話をする前に、まず始めにカブメスというルアーの動きの特徴を知っておいて欲しい。
それはロールの動きがとてもしっかり出るルアーだということ。
それにより、今回のカラーは全体的に縦割りで、色の変化がしっかり出る物を多めに採用した。
その中でも、このSpooonは今までに無い不思議な色の割り方になっている。

いや〜しかしこのルアー、なんとも説明しづらい。
なんというか、時にシルエットがしっかりと出る事もあれば、時に光りの中に消える。
消えた時も、ある部分だけが何かちらりと見えたりする。

そこにあるのは解るけど、何か良く解らない?
自分が魚だとすればそんな感じで見えるんじゃないかな〜と思っている。

色が無い方がイメージしやすいかもしれないので、モノクロを上げてしまおう。
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薄目で画面を見てほしい。
同じルアーなのに、3つのルアーがぱっと見える時と、背景にに馴染んでいる時があるのが解ると思う。

これで、少しは上に書いた見えたり消えたりするという、話がイメージ出来ただろうか?
つまり、ロールした時の再度の面の色によって、背景に馴染んだり、強調されたりする。
それが、上のシルバーの反射面と、腹の横向きになった魚のアンシンメトリーな色合いで複雑に見えるという訳。

見えたり見えなかったり、光ったり、消えたり。
なんていうか、ルアーその物を凄く簡単に見せないというか、興味を持たせる事が出来る色なんじゃないかと。
これって、魚からしたら結構刺激的な色だと思うんだよな。


それとこの色を塗るのに、もう1つ明確なイメージがあった。
それが後ろから見たイメージ。
名前もSpooonと言うだけあって、スプーンをモチーフにしているのだけど、それはただのパロディではない。
スプーンの光の使い方がプラグでもありなんじゃないか!?と思っての事。

図で表すとこんな感じ。
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ブレードで後方に光を反射する以外にも、水に入っているボディの背中でも光を反射する。
魚からすると、ルアーの周りの光の要素が多いので、なんだかフワフワと光る事で、そこに何かある!!
と気づきやすいのではないだろうか?

でもって、おまけにお尻のティーザータブがひらひらすると。
ティーザータブって言うのは、たまにスプーンのお尻に付いている事がある赤い板なんだけど、
これもまた、後方からルアーを見た時の事を凄く意識して、付けられている物なんだと思う。
車で言う、バックライト的なもの。
ルアーを後ろから見ると点になって行く、という話はスプーンの構造で話した。
スプーンが点になりつつも、キラキラ光って、その存在を消さないようにする中で、さらに赤い点がひらひら点滅する事でまた違うアピールが出来る。

うーん、エロい!!


ルアーを作る際に、コンセプトカラーというか始めにこれだけは外せない!!という色が必ずあって
今回のカブメスではこのSpooonカラーがそれに当たる。
とても可能性のある色で、今後も色々なルアーで試したいと思っているんだけど、デビューさせるならカブメスが1番じゃないかと思っていた。

そんな訳で、通常のルアーとは色の配分が違うので、解りづらく、戸惑うかもしれない色だけど
その分、新しいドキドキもしっかり詰まった色なので自信を持って使ってみておくれ〜!!!
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いよいよQp最後のカラー説明。
いつもの写真
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<やはり中間色はどちらでもある程度馴染みつつ、目に入る>

基本カラーはやや重めの山吹色のおなか、グリーンの背中にスポットです。
そして、反吐の特徴のベースカラー。

前回の反吐ワカサギでは今回の3(さん)みたいな色が下に塗られているのです。
一皮剥げばこの色だという色。
皮が反射で光らなかった時の透け色。

今回もカエルがどう透けるかという所からスタート。
しかし、これが難しい。

まず、以下写真2枚を見てください。
(カエルが苦手な人スイマセン。)
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どうやら、小魚や、小さなカエルは似たような要素があるみたいで、必ず内蔵周りは足とか腕より強くカバーされている様子。
逆を言うと、筋肉の所はいつだってスケスケ。
しかし、これが困った。

魚はだいたい尾びれをのぞいた所までをルアーのボディーと見なす事が多いのですが
カエルはどこまでをルアーにして良いものか。
どういう事かというと、
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上はカエルの足の付け根までをルアーのボディーとするもの。
下は太ももまでをルアーのボディーとするもの。

今回は上を採用したのですが、ボディーの長さや形では、下のも有りだなあと。
というか、下のもやりたいなあ。

で、そうすると、カエルの透け写真を見ると解ると思うのですが、
ほとんど透けなくなっちゃう。

そういった訳で、食われて皮が剥がれた場合のイメージして、
頭周りは血液とか影の要素を入れ、
それ以外はちょっと絵画的な仕上げ方でまとめました。
この色、仕上がるまでいつもヒヤヒヤするんですが、そのドキドキがちょっと楽しかったりもする訳で。


それから、ベースカラーの話を少ししましょう。
まずはいつものモノクロ写真から。
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おなかのオレンジに近い山吹色は僕の中で、丁度真ん中か、ほんの少し明るい目の中間色。
背中のグリーンは暗い目の中間色。

大まかな色の配分で行くと、腹と背中の明暗差がちらちらするはずの色なんだけど、
スポットや、溶かした下色などが色々混ざっているので、そこはややおとなしくなっています。

ごちゃごちゃしていて嫌われ難そうな感じもありつつ、点や線など魚にスイッチを入れる要素もある。
そういった意味で、中間色のオールマイティーカラーといえるのではないでしょうか。


という訳で、Qpの個別カラー説明はこれにて終了。


次回色の話は、全体の色分け、使い分け、組み合わせ方とか。
あと、各ベースカラーの特徴などを、今回のと少し重複する所があるかもしれませんが書いてみようと思います。
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ブルーの説明で少し長く書きましたが、今回はレーベル7について。
まずはいつも通りの写真から。
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<明バック、暗バック共にどちらも割と見やすい。かといって、目立ちすぎるというより、ポイントが効いて目に入って来る感がある。>

このルアーの狙いはかなりはっきりしていて、レインボー系の色を塗る、というもの。
ザムザでチャブレインボーを塗って以来、本生産の度にどのルアーにもレインボー系は塗ってきました。

僕にとってのレインボー系というのは
おなかの色(明)
側面の色(暗)
肩の色(明、光り物が多い)
背の色(暗)
と、()の中を参照に、明暗の塗り分けに決まりを作っています

前回の海馬では変則で、腹側にもう1色。
今回のレーベル7では背中の色を少し明るめに設定しましたが
基本はそんな決まりに乗っ取って塗っています。

つまり、レーベル7は名前の通りレーベルのミノーにある色なんですが
僕が好きになったのは、魚のプリントを取っ払ったベースの色だったんです。
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ここから
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魚の模様をとると
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色の配分だけが見えて来る。

このベース色の配分(特に横の朱色の見せ方)が気に入って、数カ所自分の好みに色を直しつつ、レーベルのレインボーのイメージを使った訳です。


<ではなぜこの基本の並びの色が好きなのか?>

それはずばり、ナチュラルな色の中にいくつか魚のスイッチを入れる仕掛けがあるからです。

明るい色の腹から、くるりとロールすると強い朱色。
まずはここに強めの明暗変化と色調変化があります。
そして、肩の光り物で、目くらましをして、また背中の色がポンと目に入る。
(今回は背中の色がポンと入るというより、馴染んで抜けるイメージですが)

明暗変化や色調変化の中に、少し目くらましが入る。
そういった意味で、少し攻撃力の強い(嫌われる可能性もある?)色と言えます。

使う時のイメージとして、ゆっくりと間を取ってルアーを見せる誘い方、喰わせの動きをしても、飽きさせない色の変化がある色だと思っています。

シンプルな中に、効かせる事の出来る縦縞の色の配分がたまらなく好き。
そういった訳で、僕にとってレインボー系の色というのは外せない、これからも少しずつ変化をさせながら塗り続けて行く色だと思います。


最後に、いつものモノクロ写真を。
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思ったより、明暗の差が少ない、思ったより朱色は明るい色なんだろうか?

今回はあえて背中の暗の部分を少し明るめに設定し(中間色の丁度真ん中くらい)側面の朱色を際立たせようとしました。
側面の朱色は色としてより強くするため、蛍光色を配しています。
モノクロでは明暗差がそこまで出なかったですが、色調変化は強い色です。
遠目はナチュラル、近目でビビットになる感じでしょうか。

そんな感じで、レーベル7の説明をしつつ、ぼくのレインボーへの思いも少し挟んでみました。

今回は以上です。
次はいよいよ最後の色、反吐カエルになります。
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いつも色を塗る時に、ブルーを基調とする色を必ず入れます。
ブルーは外せない。
強い思いの反対側に、自分がこの色をまだ見出せていないと言う気持ちがあります。

赤、黒、チャート、銀(アルミ)等の色には(白、黄色、パール等の色は基本色)多かれ少なかれ、その色が効いたという実体験があります。
まあ、厳しい基準を設ければ、どの色も効いたかどうかと言えるほどでは無いかも知れませんが。
ま、それでもたぶん効いてるだろう、と言う位はありました。
しかしブルーは、釣った事はあるが、色が効いたのかどうか判断出来るほどのものでは無いのです。

それでも、ブルーが気になって仕方ない。
ルアーの色としても、ハードルアー、ソフトルアー関係なく調べたりもしますし、色としてのブルーも調べます。

毎回、9色~10色の中に必ず入れる色でもあります。
ちなみに、上記の基本色(白、黄色、パール)以外に、赤、青、黒、チャート、シルバー、この辺りを外さないで色の分配を行なっています。
それは、その色が必要だという事や効いたという経験から選んだ色ですが、それ意外にその色が無ければ試す事も出来ない、という思いがあります。

つまり、その色を作らなければ、未知数の部分の可能性にせまれないのです。
そして、どこか感覚の奥底でブルーは何かあると思っているのです。
そこを知りたいところがあって、ブルーは塗り続けている。
僕のブルーとの関わりは今、そんな所にあります。
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<モノクロにすると、黒の異色さ(強さ)と、案外赤や青が中間色なのが解る>


さてさて、昨日の最後に書いた、いくつかの例の話をしましょう。


●クランク使いでは、濁ったらブルーという話があるらしい。

これは、数人の知り合いと、とあるクランクベイトを作る人の話なのですが、どうやらそういう事があるそうです。
一つは、ブルーの暗い目の中間色という部分を生かして、シルエットを見せられるからというのがあると思います。
そしてもう一つは

●ブルーという色は遠くまで届く?

が関わってくるのではないかと。
色は赤、橙、黄、黄緑、緑、青、紫と波長の順に並んでいて、赤より長い波長は赤外線、紫より短い波長は紫外線と呼ばれます。
赤は波長が長く、その色としての役割は短い距離で終わってしまう。
(トーンとしてのシルエットは残るけど)
青や紫はその波長が短く、遠くまで届く色だと言われています。
だから濁った時にブルーが効いたのではないかと。

濁りが入った状態を人が想像するには、霧の多い日が良いかと思います。
たまに経験出来るのですが、早朝車を運転していて、速度を出すのが怖いくらい前が見えない時、魚になるのです!!
まず何から見えてくるのか、何が見え難いのか?
民家だと、屋根が目に入る。青や緑の暗い色が先に目につく。
どちらかと言うと、まずはシルエットから。
そして、青い屋根だと解る。
白っぽい色や、他の色は馴染んで近づかないと気づきません。
屋根のように広い面積で、他の色が無いというのもあるかもしれないけど、とにかく明るい色は完全に馴染む。
この事はまたいつか、少し別で話したい。忘れないようにチェック。

●ザリガニ系のワームには、ジュンバグや、ブルー×ブルーグリッター、黒にブルーの爪、などブルー系の色がしっかり使われている。

ザリガニはボトム、もしくはそこに至る中層でも、アシやがま等、中層でも背景が暗い所で使う事が多いと想像します。
その場合、例えば黒にブルーの爪のワームは先にボディーが馴染んで見え難くなるのに対し、爪だけは、ブルーとしての役割を果たして最後までちらちら見えるのではないかと。
存在はあるのに手しか見えない、まるで、シャネルズの様に。
そりゃ気になるぜ、的なあれじゃないかと。

最後はワームの話にまでなってしまいました。
しかし、ワームの色好きなんですが、ワームの色の研究は気をつけないといけません。
なぜなら、背景の色が暗い所で使う事が半分以上ありますから。

トップの色の話とは反対の答えにもなりかねない。
それでも、ワームは光を上手く使う面白いルアーだと思いますけど。


解らないから面白い、色気のある女子のような存在のブルー。
実質2日半にかけて書いてしまいました。

明日はまた違う色に入って行きます。
以上です。
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写真よりスタート
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<明バック>
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<暗バック>
カメラの調整だと思うのですが、ルアーの色が明と暗で違って見えますね。
実際人間の目も、錯覚で同じ色でもバックの違いで明るく見えたり、鮮やかに見えたりするのは確かで、美術を勉強している時もそういった事を色々学びました。


さてさて、このブルーという色。使い方によって本当に表情を変えてくれます。
今回の様にベース色として全面に塗ると、明度が暗い方の中間色となり、シルエットが出る色になります。

しかし、これを背中だけに塗るとあら不思議、割とよく絵に書かれる様なお魚の色に。

しかも、ブルーの兄弟に当たるであろう、水色は同じ青系の中でも(白の分量にもよりますが)明度では明るい中間色として、割と自然になじむ色となります。


今回塗ったブルーは、割にしっかりとした青なので、上記した通り、暗い方の中間色となります。
黒ほどはエッジは立たないまでも、下からみた時にシルエットが割と出る色となります。

僕の場合、ブルーは「水が濁った時」や、「黒では少しエッジがきついかな」という時に投入する感じです。
といいつつ、本当は実際にフィールドでのインスピレーションや、水のなじみで使うルアーの色を決める事も多いです。
知識とひらめき、この二つが上手く混じり合うのが、僕の理想です。

ちなみに、インスピレーションの手助けとして、現場で感じたり、考えたりする判断材料は以下の様な感じです。

1、太陽の光の色(朝方は白っぽい光、夕方に行くに吊れ、黄色→オレンジ→赤い光になって行く)
2、太陽の光の量(ピーカンといわれるのが光の量多い方、曇りやマズメ時は光量が少ない目)
3、水の色(緑っぽい、茶色っぽい、ジンクリア、青っぽいとか)
4、水の中の浮遊物の量=粉っぽさ(粉っぽい=マッディー、粉っぽく無い=クリアー)

これに、
●ルアーを見せたいのか、隠したい(馴染ませたい)のか
●ベイトにあわせてみる(魚、虫、カエルとか)
という考えが加わって来る感じです。

もう少し整理すると

1と3は光の色の話。
2と4はルアーに届く光の量の話で、空中であれ、水中であれ、浮遊物があると光が拡散されて光が届き難くなると。
(空中だと霧的な水分の粒が浮遊物となり、水中だと砂や、プランクトンなど物質的な浮遊物となる)

つまり、「光の色の質」と、「光の量」を見ているという訳です。


ただし、あまり固く考え過ぎるとひらめきにくくなるので、こんな事があったなという程度の話にしておいてください。
これらはあくまで、使うルアーをひらめくための、切っ掛けに過ぎ無いです。

ここでは、色を題材に取り上げて話を掘り下げているので、こういった話をしていますが、実際釣りで大事なのは魚探しが1番です。
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<明バック モノクロ>
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<暗バック モノクロ>
やっぱり、モノクロで見ると暗い目の中間色だと解りますね。
目立ちつつ、やや馴染む所もある感じ。


それで、先に書いた僕のブルーの入れ時ですが、これにも実はすこし情報としての判断材料があるのです。
ここから先は、あくまで聞いた話や、本で見つけた話。
まだ、実体験でそこまでは行けていないのが実情です。
ただ、ブルーを買ってくれた人と、こういった小ネタを共有しておく事で、ブルーを使う時に何かひらめく手助けになればと思い、書く事にしました。
そして、こんな時にブルーが効いた、なんて話が聞ければそれはとても嬉しい事です。

<ブルーの色々な小ネタ>
●クランク使いでは、濁ったらブルーという話があるらしい。
●ザリガニ系のワームには、ジュンバグや、ブルー×ブルーグリッター、黒にブルーの爪、などブルー系の色がしっかり使われている。
●ブルーという色は遠くまで届く?

明日はこういった事を元に、後少し僕の青色への思いを話そうと思います。


<補足 9/22>
●一番上の明バックと、暗バック、痴虫ノートお決まりの薄目ルックをすると、ある事が解ります。
明バックではぱっと見ると、ルアーのシルエットがポッコリ浮かぶのに対して、
暗バックでは、ルアーとバックのエッジが馴染んで、スポットのラインがぱっと目に入って来る。
カラーは印象と言う事で言うと、バックの違いで見えてくる印象も結構違うという訳で。

●真ん中あたりの空中と、水中の浮遊物による光線の届き具合に付いて。
水中では、砂やプランクトンを例に出しましたが、もっと大きい
水面近くまで縦に伸びているウィード、パラアシやがまなども、
光をさえぎったり、拡散させるので同じ効果と言うか、同じようにとらえる事が出来ます。
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まずはいつも通りのスタートで、写真に行きたい所ですが、写真を取る時間がない。
という訳で、おしゃれブルースポットの序文のみ


ソリッドボディーに単色のスポットが並ぶのは、伝統色としてあります。
例えばオレンジボディーにブラックのスポットとかは有名だと思います。
これはそのスポットを、筆でぬる。しかも、ぼかしまで再現するという遊び心のカラーなのです。
前回のアイボリー/ブラックしかり、今回のブルー/ベージュしかり、たった2色でルアーカラーを構成すると言うのは、ついつい複雑な、悪い言い方をすれば、小賢しい色を塗る自分への戒めでもあるのです。

古いものを破壊し、新しいものを追求する。その半面、伝統というものから完全に離れる事が出来ず、常につかず離れずの位置にいる自分があります。
そういった意味で、ソリッドカラーや、2色の色で構成する(今回なら「3」と言う3色の色だけで構成すると言うものも含めて)色をカッコ良くできるかどうかが、ペンシルを作るがごとく、作り手の腕を出せるような気がして、ラインナップから外せないのです。

他にも、こういったいわば背面と腹面の色に変化が無い色は、ルアー内で極端な色の変化が無いため、魚に嫌われにくい色になるのでは無いかとも思っている訳です。


今回のおしゃれブルーベージュスポットはブルー/ベージュの組み合わせ。
色という部分でいうと、メインの印象はブルーで、ポイントとしてベージュのスポットが効いてくる、という色になります。

という訳で、この色を説明するという事は=ブルーを説明するという事になるのですが、


その辺りは旅から帰ってからという事で。失礼します。
ドロン
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9/9分の最後に書き忘れた、ふぐの四方山話少し追加。
機能的な話ではありません。

今日はこのルアー
ベビーバット&シャークマスクについて
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<明バック>
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<暗バック(初めて、ルアーの方が色が暗いですね。)>

今回はベイビーバット(ゲイラカイト黒)この色はもろにモチーフがあって、
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<これなんですが>
はじめは、カラスという名のパターンがあって、まだ本生産ではお目見えしていなくて、去年のバサーオールスタークラッシックでやったんですが、ボディーの何処かにカラスよけのバルーンの絵が描いてあるんです。
機能的な話でいうと、すごく大きなストライクドットであり、大きな目ともとれる。
そんなギミックの入った色です。
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Qpの色決めでカラスを入れようと、思っていたのですが、カラスのマークは割とおなかよりに入れる感じなので、目の周りのへこみと喧嘩するんです。
でもとりあえずいつも通り、色決め表に色鉛筆で描いて行くんです。
ぱぱぱと数色カラスを描いて、あっと思ったんです。
これ、ゲイラに似てると。
僕はゲイラのデザインってすごいものだと思っていて、あのイメージは脳にへばりついているんです。
じゃあ、今回はカラスでなくてゲイラで行こうとなった訳です。

そんな訳で、カラスほど、強烈な点の出し方ではないですが、ゲイラの目はストライクドットの意味があるんです。黒いボディーの中にぎょろりと浮かび水中をにらむ目です。

(ビームスのポムは戦闘機)
ただ、ビームスの方はポムだったので、目のくぼみがありません。
目に特徴があったQpだからゲイラになった訳で、それなら逆に口に特徴を持たせようと、ポムの方は戦闘機に描かれているシャークマスクという、サメの口をイメージしたギザギザの歯を入れた訳です。
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<明バック モノクロ>
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<暗バック モノクロ>

ちなみに、世の中で黒のルアーというのは割と好みが分かれる気がするのですが、モノクロの写真を見てもらえると解るように、明バックでは非常にはっきりと姿を現します。
ちょっと見え過ぎなくらい。それに比べて、暗バックだと馴染むんですよね。

一つ言いたいのは、黒と言うとシルエットがはっきり出る色だよ、と本等に書いてある場合であってもバックが暗い場合はそれが当てはまらないという事です。
これに関しては、ラバージグを引き合いに出すと解りやすいのですが、ラバージグは色々な使い方が出来るんですが、割とバックが暗い事が多いんです。アシ際に落とす時も、フォール中に背中にアシの壁がある。
ボトムに落ちて誘う時も、ボトムが泥だったりした場合にくらいですよね。
そういった意味で、ラバージグに暗い色が多いのはナチュラルだからと言えるのではないでしょうか?
逆に、プロの古沢勝利さんがよく行われている技に、ラバージグ+ポークの水面直下高速引きというのがあるんですが、この時古沢さんは白いポークを紹介していました。それは、やはり背景が明るいからなのかなと、推測する訳です。
で、それだと、トップは黒要らないんじゃないかとなるんですが、ラーバージグにも白やチャートがあるように、トップにもダークトーンは必要なのです。

時にシルエットが見えすぎると思われる黒、これが強烈に威力を発揮するのは、魚の視界が悪くなった時や、見え難い時です。

<例>
・雨が降って水面が荒れる。(風も同様)
・急に水が濁る
・水面近くまでウィードがあったりアシの中を通して来る、そんな縦の障害物が長く続いて見通しが利きづらい環境。
・ボイルの時など、ルアーを速く動かすとき。

こういった時に、バスはルアーを見難くなると思うのですが、その中で威力を破棄するのが黒や、ダークトーンなのです。
既に説明した、宇宙タナゴは、割とシルエットを見せない使い方で効果を発揮する。
その逆で、黒やダークトーン系のルアーは見える事を頭に置いて、魚が見えづらい環境下で攻める時に使うルアーだと思います。

後、もう一つ例としてナイトゲームには黒が良い、というのも光量が落ちた中でシルエットを見せる事が出来るからという理由です。でも気をつけないと行けないのは、超クリアウォーターでのナイトゲームでは、魚は案外目を使っているようで、夜なのにナチュラルカラーの方が良い事もありました。ケースバイケースで、水の色や、背景、さなかの目線になって、どこまで見せるのかがこの手の色を効かせる肝だと思います。

他にも、小さいシルエットのものは黒ありだと思うんですけど、一つは小さいのでシルエットがはっきり出ても、脅威に感じないのではないかと。
もう一つは、昆虫を意識している時に、マッチザベイトになるからではないかと推測します。昆虫のシルエットは結構暗そうですから。
最近そこまで小さいルアーを使わないので、どうしても推測の粋になってしまうのですが、そんな気がしますということで。
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<ポムとQp顔比べ>

ゲイラの説明は、ベースカラーが真っ黒なので限りなく黒色の説明になりました。黒という色は、確かに魚とかに比べると自然な色ではないので、ナチュラルな感じはしないかと思います。でも、僕のボックスには必ず入れる色です。各ルアーを2個ずつしか選べない時は、明るい系の色と、黒か青を入れます。大きな目で見て、黄色は白の役割を果たせても、黒や青の役割は果たせません。そういった意味で、腹面がダークトーンのこの手のルアーは、状況が解らずに釣りに行く時には、必要な色だと思います。

これ以外にも黒色の話が少しあるので、それは色別の時に少し追加で話します。
・例えばハンクルの泉さんは黒色のバスベイトを多用するとか。
・黒いルアーを使うとこんな風に見えているんじゃないかと言う例とか
そんな事。

という訳で、なかなか人気のない黒のルアーですが時に絶大な効果を発揮しますので、余裕があればタックルボックスに忍ばせて、色々試してみてください。

今回は以上です。
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