カブメスの仕組み 其の3〜続・光について〜

明日より名古屋へ行くので、いくらかはアップして行かないと行けません。
という訳で、頑張って本日分を更新。

<続・スプーンと光>
さてさて、前回は後方に光を出すルアーの話だけで終わってしまったので、今日はそこからスプーンの話へ。

西根さんから後方フラッシング系のルアーの話を聞かせていただいた後、自分の中で幾つかの閃きと言うか、発見があった。
その一つがスプーンの構造の理解だった。

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先日の最後にアップしたこの写真。
出来るだけスプーンが泳いでいる状態に近い角度にして撮ってみた。
魚が後ろからスプーンを追うとこう見えるのかな、というイメージ。
実際は動いているし、魚とルアーのレンジで見え方は変わって来るけど、大事な発見はスプーンを同じレンジで追いかけると背中が見える言う事。
そして、その背中は上からの光を受けて、ピカピカ光るという事。

それを図にしてみたのがこれ。
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角度によってブレードがどう反射するか?
(実際光というのは様々な方向から来るし、水中では浮遊物でもっとぼやっとしたというか、直線的な光だけでは無くなるんだろうけど)

僕が光を考える時の大きな原則が幾つかある。
それは
●光は上から来るという事
●時間によって角度が変わるという事
●光には色があるという事

他にも考えれば出て来るかもしれないけど、大まかに大事にしているのがこれ。
その中でも1つ目の“光が上から来る”という発見は面白かった。
一見すると凄く当たり前の事なんだけど、ルアーを考える要素として凄く大事な事だと思う。


<光は上から来る>
それは、ルアーの背中の色に思いを馳せていた時に気づいた事。
トップウォーターだと、魚は下からルアーを見上げるので背中の色は関係ないかと思うかもしれないが、多分ルアーの背中の色は魚には見えている。
なぜなら、下から見上げた時に、水面が鏡の役割をするため、水中に入っている背中はそこに写ってしまうのである。

さらに、背中というのは光が一番当たり、発色する。
お腹はもちろん魚の目には入るが、影の面なので背中よりは発色し難い。
こと色という点について言えばお腹の色より、背中の色の方が魚の目に入るのではないかと。

まあ、まだまだ想像の領域なんだけど、水槽などでルアーを確認したりする事で、あながち間違っていないのではないかと思っている。

そしてその結果、スプーンの背中が無塗装でフラッシング面になっているのは、上からの光を効率よく利用するためなのではないかと言う事に気づいたのだ。

スプーンは、あの金属の板でルアーの本体と、ブレードの2つの役割を持たせている、本当に良く出来た構造物だと感動した訳である(涙)。


で、今回のカブメスはそのスプーンの動きと、光の使い方を上手くトップのルアーにとり込もうとした意欲作。

先ほどの原理をカブメスで示すとこうなる。
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カブメスを泳がせて良く観察すると、ルアーの後ろ15センチから20センチ辺りがもやもや光る。
つまり、ブレードに反射した光が水面に跳ね返っているのである。
普通、それだと光が上に行ってしまうので魚には届かないと思いがちだが、その反射した光の幾らかは、水面に跳ね返って水中に向かうと思っている。

つまり、ブレードを水面直下で使うということは、上からの光をとても上手く使う術の1つなのではないかと思っている。
それが正しければ、海馬もまたその原理を上手く使う事が出来ていると言える。

とまあ、これがカブメスとスプーンと光りの関係について考えていた事である。
実際の釣りでの動かし方や、誘い方に直接大きく関わるかは解らないが、
知っていれば何かの時に役に立つかもしれない。


続けて「実際の使用方法」や、「海馬との使い分けに」入ろうかと思ったが
光の話から色説明に入って行けそうなので、次回はカブメスの色について書いて行こうと思う。

という訳で、今回はこれで終了。
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